舞台は政治的混乱が続く貧しい1960年。精米所を営む家の長男テジュン（チョ・ミンギ）は、家族の期待を一身に背負ってソウル大学に通う。義理人情に厚く拳自慢の次男テス（イ・フン）は、母が兄ばかりを溺愛することに心を痛める。テジュンにはアル中の父を抱える恋人のミジャ（ハン・ゴウン）がいる。ミジャはテジュンとの結婚を望むが、貧しい苦学生の身では将来の口約束しかできない。ミジャを後妻に迎えたがっている高利貸しのドンチョル（チェ・ジュニョン）は、テジュンと引き離そうと策略をめぐらせ、そのためにテジュンの父は死に至り、乱闘を起こしたテスは逃亡者の身となる。テジュンとの将来を諦めたミジャは、デザイナーのヘジュ（イ・スンヨン）の支援を受けて女優となり、尊敬する映画監督のキム（ソヌ・ジェドク）と結婚するが、夫は急死してしまう。その後、ミジャと再会したテジュンは断ち切れない縁をひきずり続ける。一方、逃亡中のテスは働き口を求めて訪れた果樹園の娘ウナン（イ・ミニョン）と愛し合う。しかし、かねてからテスにつきまとっていた幼なじみのジンジャ（チュ・サンミ）がテスの子を宿したために別れを余儀なくされる。（2006年 全81話）
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