奥出雲町、横田の稲田神社です。
いま、横田では新そば祭りの真っ最中です。新そばを食べに来たのではなく、生そばを買って帰るのが目的です。ついでに稲田神社に立ち寄りました。
稲田神社の祭神は櫛名田比売命(クシナダヒメ)です。大蛇退治の伝説で、八岐の大蛇(ヤマタノオロチ)の生け贄にされることを知った須佐之男命(スサノヲノミコト)が櫛名田比売命との結婚を条件に彼女を櫛に変えて身につけ、その力も借りて八岐の大蛇を退治して、めでたく結婚した伝説の地です。ちなみに、結婚した新居があったのは松江の八重垣神社です。
額の絵は櫛名田比売命。
隣の社務所は「ゆかり庵」というお蕎麦屋さんです。ここでも新そばがいただけます。この地域の在来品種の「横田小そば」は小粒でも、「香り、甘味、粘り」が強く、美味しい蕎麦だそうです。
今日は混雑していたのでまたの機会に。
神社の手前に不思議な笹の群生がありました。説明書きによると櫛名田比売命が生まれたときに、両親である足名椎命・手名椎命(アシナヅチ・テナヅチ)がへその緒を切った竹のヘラを地面に挿しておいたら、そこから笹が生えてきたという「笹の宮」だそうです。ちなみに、産湯の井戸も近くにあります。
Nikon Df + Ai Nikkor 35mm F2
ここは八岐の大蛇神話の舞台です。なんだか観光ガイドのようになってしまった。