三遠南信 夏焼集落

夏焼集落に行ってきました。
今年の1月に一度行ったのですが時間的な制約から集落まで辿り着けず、今回再挑戦となったものです。

ここで夏焼集落について少しおさらいします。
　・JR飯田線大嵐（おおぞれ）駅から県道288号線を南に進み
　・栃ヶ岳トンネル、夏焼トンネルを抜け
　・県道とは反対方向の右へ進む
　・しばらく山道を進むと数軒の集落が現れる

この日は、JR東海主催のさわやかウォーキングが大嵐駅～鶯巣（うぐす）駅で行われており、いつもは静かな大嵐駅界隈がJR係員や参加者で華やいでいました。

今回は自宅から新東名浜松浜北IC経由水窪（みさくぼ）から天竜川林道・西山林道経由でやってきました。クルマで3時間半ほどで到着です。
と　言うわけで前回は1200mの不気味な夏焼トンネルを一人歩いて行ったのですが、今回はクルマで一気に駆け抜け夏焼集落の入口にクルマを停めます。

このクルマを停めた場所から夏焼集落の玄関口までは、1月の日記に画像を紹介していますのでそちらを参考にして下さい。→こちら

クルマを降り山坂道を登ること10数分、集落のホントの入口に到着です。

この上には住人のいない家屋も含め数軒が存在します。
ここも天竜川に建設された佐久間ダムによる地域分断の限界集落とみることができます。

集落の一番奥には、天竜川の下流方面を向いた小さな神社（祠）があり、この集落を見守っているようでした。

夏焼神社？

参道　荒れているのは仕方ない

ここでこの地区の方に会う事ができ、少しお話をさせて頂きました。

“ここに常時住んでいるのは4人”
“私も若い頃は名古屋（新瑞）にいた”
“いつまでここ（集落）があるか？”

寂しい話ですが、この辺りの集落のどこもが抱えている問題で、集落を維持するのも限界があるようです。

最後に集落の上から見た穏やかな天竜川を記憶に残し、集落を後にしました。

大嵐駅に戻ると、さわやかウォーキング関連で特急伊那路号が臨時停車していました。

JR東海の方に聞くと下車客ゼロ。
豊橋行なのでゼロはまあ想定の範囲内で、次の11：15着（豊橋駅発）の電車で50名ほどの下車客を期待しているとのこと。
（その通り50～60名の下車客がありました）


今回は1月以来の心残り夏焼集落訪問が終りました。
“次に訪ねる時はどうなっているんだろう？”と気持ちがネガティブになるのは仕方ないことでしょうか？！

この後は、朝走った西山林道を戻り、天竜川林道を中井侍（なかいさむらい）方面に進みます。


（つづく）