南信州遠山郷へ（3） 遠山森林鉄道

（つづきです）
下栗の里を後に、朝来た道路を少し戻ります。







同じ遠山郷の本谷口バス停横にある夢をつなごう遠山森林鉄道に向かいます。



これは、旧遠山森林鉄道の一部復活を夢見ている方々の活動拠点で、地元の有志で始まった活動とのことです。

この場所には、ディーゼル機関車96号車と客車が保存されており、夢を見ている方々により、レールの敷設が少しずつ行われています。
今回、良いタイミングでディーゼル機関車の運転に遭遇、引っ張るトロッコ車両に乗車させて頂くことができました。





昔の車両ですから、すべてが機械式で動かしている、動いている、またお手製なのでレールのつなぎ目も実感できます。
片道300mほどの線路を往復乗車、童心に帰ったようで楽しい時間でした。
今回、有志の大御所？と言われる方にお話を伺うことができました。
将来的には、北側敷地で半径12ｍで周回させたいとのこと。現にポイントの設置は終わっている状況。
車庫前に転車台、荷物置きになってる客車の運行など、楽しそうな、必ず叶う夢を笑顔で語って頂きました。







私も時間を割いて参加してみたいものです。

当日、お世話になった有志の方々、忙しい中、貴重なお時間に割き親切に対応して頂きたことに感謝いたします。

さて次は今回最後の訪問地、平岡ダムです。



このダムは戦前に計画され、戦中は国策事業とされたため、多くの中国人、朝鮮人が送り込まれたと言われています。
その工事は昭和27年に終わり、天竜川水系では最大のダム完成となりました。その後は、このダムの下流に平岡ダムよりも大きい佐久間ダムが完成し、最大の座を陥落です。

今回、初めてダム天端（てんば）を歩いて対岸まで渡ってみることに。



その先にはいくつかのトンネルがあり、工事用道路？で発電取水口へ続いていると考え挑戦したい所でしたが時間の関係上未確認となりました。次回への宿題です。







雄大な湖面、青い空、続く山並みの大自然（ダムは人工物なのですが…）は、素晴らしいものです。





わりと簡単に訪問できるので、宿題を片付けに近々再訪してみる事にして平岡ダムを後にします。

この後はR151を北上、天竜峡ICに向かい中央道を一気に名古屋方面まで走り、近鉄名古屋駅前でOAさんとお別れです。
終ってみれば、朝のアクシデントも忘れてしまうくらい楽しい旅でした。
クルマの窓を開け、新緑を眺め風を感じながらのスロードライブ、気持ち良かったですねー
花桃、八重桜など目の保養になるような美しい道路際の木々もいっぱい、最高でした。