なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ニオイイリス(アヤメ科・アヤメ属)多年草

2019-05-08 16:50:52 | 園芸花
 亡き姑からイチハツと教えられていた庭のこの花、調べてみると、白のイチハツではなく、
ニオイイリスという花だとわかりました。
ニオイイリスは、地中海沿岸の原産で、ジャーマンアイリスの祖先の一つだということでした。
 イチハツとの違いは、外花被片のつけ根に髭状(ブラシ状)の黄色い突起があること。
イチハツでは、鶏冠状のひらひらした突起になっています。また、内花被片がイチハツでは、
斜めに向かって伸びているのに対し、ニオイイリスのそれは、ほぼ真上に向かって立ち上がり
先端が内側にカールしています。
イチハツの葉には、粗い筋がいくつも走っていますが、ニオイイリスには、このような筋は
ありません。
 ニオイイリスの根茎は、乾燥させ、香料として利用されるということです。
雄しべは、やはり雌しべの外側に隠れていました。



































 

キュウリグサ(ムラサキ科・キュウリグサ属)越年草

2019-05-06 17:32:45 | 草花
 裏の畑に他の雑草に混じって、キュウリグサも花序を伸ばして、たくさん咲いてきました。
3月頃からあちこちで見かけていましたので、かなり長く咲いているようです。
くるりと巻いていた「サソリ型花序」も、どんどんほどけて高く伸びています。
青く小さな花の中心が黄色ですので、白のハナイバナとは、見分けがつきます。

























エビネ(ラン科・エビネ属)多年草

2019-05-05 14:54:49 | 草花
 家の北側に、もう何十年も前からエビネが生えています。今年も花を咲かせました。
エビネは、園芸種も多いですが、普通に山に見られるものは、ジエビネとかヤブエビネと
呼ばれるそうです。
 花序の半ばより上に多数の花をつけます。花はほぼ横向きに開きます。萼片は、5個に
見えますが、やや細い2個は側花弁で、3個が萼片です。唇弁は3裂し、左右の裂片が広い
です。中央の裂片には、縦に3本の隆起線があります。
唇弁の基部は、後ろに突き出し、距になっています。






























シャガ(アヤメ科・アヤメ属)多年草

2019-05-04 16:16:21 | 草花
 曾根沼公園の山側、木立の下にシャガが群生していて、花を咲かせていました。
以前にフユイチゴがたくさん生えていた場所です。
シャガは、やや薄暗く湿った場所が好みのようです。花は複雑なつくりに見えますが、
アヤメの花と同じです。橙色と青紫色の紋様がある外花被3個、先端が2つに裂けた
内花被3個、先端がひらひらしているのは雌しべで3個、その雌しべの外側に隠れて
いるのが雄しべです。ラストの写真で虫の後ろに見えるのが、その雄しべではないかと
思われます。しかし、シャガは果実や種を稔らせることはないそうです。






























ウワミズザクラ(バラ科・サクラ属)落葉高木

2019-05-03 20:01:53 | 樹木
 連休中の5月2日、曾根沼公園へ行ってびっくりしました。いつもはがらんと空いている
駐車場に車がいっぱい・・いつもは静かな公園から賑やかな話し声が聞こえてきます。
あちこちにテントが張られ、バーベキューを楽しむ人たちも其処此処に・・。
肉の焼ける匂いと煙が漂ってきます。若者のグループや家族連れ・・こんなにたくさんの
人々が何処から来られるのかしら・・と、思うくらいです。
 カメラを持って独り歩く老人のわたしは、怖れをなして上の荒神山周りの道路へ・・。
ここまでも、笑い声や叫び声が聞こえてきます。
曾根沼公園は、数少ないバーベキュー OKの場所なので、休日にみんなが楽しんでいるの
は、それでいいのです。わたしが、普段の淋しい風景に慣れすぎたせいです。
 荒神山の麓には、サクラより遅れて咲くウワミズザクラがあちこちに咲いているのが
見られました。ブラシのように白い花を咲かせるサクラです。