goo blog サービス終了のお知らせ 

宮古島から ~ 琉球モノ語り

沖縄の伝統工芸品をはじめとする、「琉球モノ」の魅力をお伝えいたします。

上絵壺 <山田真萬作>

2006-10-25 | Weblog


              山田真萬さんの金彩、銀彩の上絵壺    

                    金と銀の部分は

           「エネルギーの塊」の軌跡のように感じられます

            いろいろなことを想像させられる色の重なり・・・

                    広い広い空間に

                  置いてあげたい壺です


       。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


                 LiViNG   EXE   Vol.03  に

               山田真萬さんが紹介されています

 

           

            


山田真萬さんの皿

2006-10-24 | Weblog


                山田さんの藍のハケ打ちの皿

                 いかにもアフタヌーンティー

           て感じのヨーロッパの繊細なデザート皿と違って

                力強さを感じさせてくれます。

                     土の香り

                 が漂ってきそうなお皿・・・                                  

               意外と何を盛り付けても合うんです

          載せられたモノをよく見せようという気遣いも何もなく

                   「オレはオレだ!!」   

                      て感じが

                      カッコイイ                   

                 

        。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

                 お皿に載せられているのは 

                    枯れた月桃の実

          緑・・・赤・・・茶色 と色を変え、今まさにポロポロと

                 こぼれ落ちようとしています

                      「枯れる」

               という言葉に最近やたら敏感なのは

                 何も季節のせいだけでは

                     ないような・・・


                        

                 


「叶」の店内にて・・・ <坂本理恵さん>

2006-10-20 | Weblog


              前回のブログでご紹介させて頂いた

                    坂本理恵さん

       5月に、ご主人の坂本朝夫さん<(株)坂本乙造商店社長>と

            宮古島にお越しいただいた際の写真です

               バッグは坂本さんのデザイン

         漆の模様が施されていて、お着物にも合うデザインです。

 

    「坂本乙造商店」は 第1回「ものづくり日本大賞」を受賞なさっていて

               工芸品の枠を超えた新しい作品を

                 次々と生み出しています。

         漆に秘められた無限の可能性を追求し続ける姿勢に

              工芸品を紹介するお店を営む者として

               多くのことを学ばせて頂いています
    
                       


          需要が伸び悩んでいるといわれる沖縄の漆工芸

               「堆錦」 「螺鈿」 「沈金」 「箔絵」

          さまざまな技法によって生み出される琉球漆器は

           まさに沖縄を代表する美術工芸品なのですが  

               日常的に使える漆器の開発に

                  力を注がなければ・・・

          「自分が欲しいと思う商品を作れば、必ず売れる!」

                  とおっしゃる坂本さん

          伝統の技を守りつつ、時代のニーズに合ったモノを

              提供していく努力が必要なのでしょうね             

              (偉そうなこと言ってごめんなさい)       

           

          坂本さんご夫妻の作品は、こちらでご覧いただけます

                        

                                                eyes

                    


漆のバッグ <坂本乙造商店>

2006-10-19 | Weblog


           「叶」でご紹介させていただいている商品の中に

               made in Okinawa ではないものが・・・

                    あるのです、実は。

            会津若松市にある「坂本乙造商店」の商品です。

             
                       2年前

           東京ビッグサイトで開催された「ギフトショ-」で

        漆のアクセサリー作家坂本理恵さんに初めてお目にかかり

            ご本人と商品の洗練された美しさに魅了され

              「是非、ご紹介させてください!!」

                       

                  と頼み込んだのです


    「えっ! 沖縄の工芸品を紹介するお店じゃなかったの?? いいの?」 

                  という心の声を無視して 

                      商談成立

 

   「沖縄で作られたものではないのですが、これだけは是非見て頂きたい!」

                 と力を入れている商品です。

        アクセサリー、バッグ、ステッキ・・・ 漆の艶やかな美しさと

          デザインの新しさにいつも刺激を受けているのです


                  写真のバッグの風神は 

               漆の蒔絵の技法で描かれています
  
           ~ 俵屋宗達の「風神雷神図屏風」の風神 ~        

                           

                       

                   

 


東平安名崎 <宮古島>

2006-10-18 | Weblog


                東平安名崎の灯台の左側

         こちら側は東シナ海、右側には太平洋が広がっています。

                      最近

    「叶」の定休日(月曜日)には、1時間でも海をに見に行くようにしています。

             おとといも心が洗われるような海を眺め

                     暫し  ・・・・ 

                        無

                  引いていく波には、雑念を

                  寄せる波には、新たな力を

                  それが繰り返されていくうちに

         自分がとても清められ,元気になっていくのを感じるのです。
               (見た目全く変わらないのが残念・・・・)

       。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

     
          先週の水曜日に起きた「宮古島コンビニ殺人事件」

          何と、自宅から200メートル程の所で起きた事件に

                      驚愕  !!

          コンビニの向かいには子ども達が通った幼稚園があり

               コンビニの店員さんとも顔馴染み    

             信じられない思いでテレビの画面を見つめ

                      子供達に

               「今日は「叶」に帰ってきてね!」

              と念を押し、いつもより厳重に戸締り。

           平穏な朝を極度の緊張状態に陥れたこの事件

               3日目に犯人が逮捕されたものの

     1人が亡くなり、もう1人の方も重傷(1日も早い回復をお祈り致します)

            「楽園を夢見た移住者、宮古島民に殺される」

                 というタイトル付きの報道に

                  ホントに心が痛みました。

                      理由は2つ

          * 夢を叶える地として、宮古島を選んでくれた若者が

                 志半ばで命を奪われたこと  

          * 表現に(僅かに)島人への偏見を感じたこと

      


       
                     とにかく今は

           2度とこういう事件が起きないよう祈るばかりです。

    毎日のように報じられる殺人事件、無縁のものだと思っていたのに。。。 

                    昨日は昨日で
        
       「不審者出没」 ということで、学校側から子供達へ注意喚起。

           子供達を取り巻く環境も大きく変わっています。

                      子供達が

              夢と希望を持って大人になれるように

          しっかりと向き合い、守っていかなければなりませんね。               

                                    


カラカラ <小橋川清次作>

2006-10-10 | Weblog


                  鹿児島や沖縄特有の徳利

       振ると中に入っている陶丸が、カラカラと鳴るものがあったことから

              「カラカラ」と呼ばれるようになったとか。

                                   
                               写真の美しい緑釉のカラカラにも

                   (最近では珍しく・・・・)

            ラムネ瓶のビー玉のように陶丸が入っていて 

              振ると カラカラ・・・ と音がするんです 

                     時々、手に取って

             意味もなく振っては    振っては 

               誰も知らない秘密を、私は持っている
 
                     て気分なのです~

 

               初めて出会った陶丸入りのカラカラ

              先日のブログでもご紹介致しましたが・・・

       緑釉は、サトウキビや籾殻等を使った小橋川さんのオリジナル  

                      惹かれる色です  


       。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

                     サトウキビといえば  

              先週、小学生の息子に付き合わされて

   ネットでリサイクル関連の情報を集めていたら、ある記事にたどり着きました

     サトウキビの廃糖蜜のアルコール発酵によって得られるエタノールを

      バイオマスエネルギーとして利用しようとする宮古島の取り組みが

                     紹介された記事です。

                          

          ~ 「コモンズの悲劇」に気づいた宮古島の挑戦 ~              

                           


満月の夜に茶摘みした琉球紅茶

2006-10-09 | Weblog


               満月の夜に

                     茶摘みした

                           琉球紅茶 

           素敵な和紙の包装紙に、毛筆で書かれた商品名

                   ひと目で knockout !  

                                 
                         「ぜひ、叶に・・・・」 と熱い想いをメールに託し
              沖縄ティーファクトリーさんに交渉

    快く応じてくださって、めでたく「叶」の「沖縄のティータイム」のコーナーに

                    琉球紅茶が!

                       


            ブログの写真は缶入りのハイビスカスティー

                他に、テトラ型ティーパックの

         アッサム・アールグレイ・サンセットティー があります。 

                  味もパッケージも  
  

                 それで、それで、あの商品

           「あの~、満月の夜ー の件なんですけど・・・」

   「申し訳ございません。あちらの商品は今ご用意できないんですよ。
   ここのところ、満月の日に雲が多い日が続いて茶摘みができないんです。」
 


                    ということで

                満月の夜の茶摘み待ち・・・

           紫外線の量と葉に含まれるタンニンの状態を調べると
           沖縄では茶摘みは日が落ちてからの方がよいとのこと

                     それにしても

              「満月の夜のー」 というシチュエーション

                  心惹かれるではありませんか

                       
                  沖縄ティーファクトリー  → 

     (「満月ー」は 沖ティーのトップ→ ニュース→ 「沖縄新発見」の記事で
      ご覧いただけます)

 


デカンタ <稲嶺盛吉作>

2006-10-07 | Weblog


           モディリアーニが描く女性のような デカンタ

                   華奢な表情に

                  大切に扱いたい・・・

                という気持ちが生まれます。

                   赤より白かな?
 

         幼いラインには、ちょっと甘めのピーロートブルーなんか

                    合いそうです。


                        
              


月ぬかいしゃ・・・宮古島の十五夜

2006-10-06 | Weblog

  
            「月ぬ 美(かい)しゃ 13日(とぅかみーか)

             女童(みやらび)美(かい)しゃ  17つ」

           八重山地方の子守唄 ・・・・・ 「月ぬかいしゃ」 

         やさしい旋律は、子どもに安心感を与えるのでしょう

              1日中元気いっぱい遊んだ子供達を

                この唄でよく寝かせたものです              

 

               今日は十五夜 (旧暦8月15日)

           どこからともなく、この唄が聞こえてきそうな

                  月のきれいな夜です

 

        宮古島では今日は各地で、豊年祭(野原のマストリャー)

                  綱引きが行われます

       子供達は手作りの「シーシャーガウガウ」で、近所の家々を廻り

            踊りを披露した後、小銭やお菓子を貰います


                  「叶」にも来ないかなぁ
                   
                  待っているんだけど・・・・

                         

           写真は、十五夜といえば欠かせない フケキモチ

          (フキャギとかフカギとか地域によって違うのですが)

                     小豆は塩味

               蒸したお餅にゆでた小豆をまぶします

                     温かい母の味

              子どもたちにも、しっかり伝えていきたい味

                     

                        器は

            宮古島・城辺出身の友利幸夫(岡山在住)さん

              (11月後半、「叶」で個展を開催します)

                  

                       


秋、届く・・・

2006-10-05 | Weblog


                 お客様から送られてきた 栗

         本土(あるいは内地、沖縄では沖縄以外の地域をこうよびます
          内地の人= ナイチャー)の方にとっては、秋になれば
               手に入りやすいものかもしれませんが

                 宮古島に住む私たちにとって

                    海の向こうにある

                     「日本の秋」

               を感じさせてくれる有難い贈り物です。