中島美嘉 「MUSIC」
どこまでも進化しつづける中島美嘉。
あらゆるジャンルを超え、全ての音楽ファンに贈る待望の3rdアルバムが遂に完成!
「TRUE」、「LOVE」そして「MUSIC」。デビューから4年、真実と愛を歌い、アルバムは2作連続ミリオンヒットを記録し、アーティストとして確固たる地位を獲得した中島美嘉。そして待望の3枚目となる今作で歌うのは、その名も「音楽」。リスナーはもちろん、彼女自身さえも驚く新境地に次々と足を踏み入れている彼女の音楽は、常に進化することを前提に、型にはまることを嫌う。と同時に、常に深く広がりをもち、聴き手を選ばない。“中島美嘉”という誰もが知っているアイコンから、多くの人にこれらの良質でコアな音楽が発信されることによって生まれる効果は大きいだろう。ただ鳴り響き、身体を通過する音楽は必要ない。刺激と身体中を揺さぶる音楽。今存在するポップ・ミュージックの先にある未来を指し示す光。彼女はこのアルバムにそんな光り輝く音楽たちを収録したアルバムを完成させた。
昨年、全国ツアーで幕を開けた彼女の活躍は目覚しいものだった。シングルリリースだけでも、すでに全国ツアーでファンには披露していた疾走感溢れるJazz Soul「SEVEN」、アニメ「火の鳥」主題歌となったスケールの大きい彼女の真骨頂バラード「火の鳥」。企画とはいえ、確実に日本の音楽史に残る楽曲を聞かせてくれた葉加瀬太郎とのコラボレーション。古代から残る「朧月夜」に、今を生きる彼女が新たに書き下ろした作品があまりにも美しく呼び合い、融合し、弦楽器と彼女のエキゾチックで、浮遊感あふれる声がヴァイオリンと絡み合い、身体中が安堵と安らぎに包まれる感覚を覚えた。そしてこの1枚を全国区のアーティスト、中島美嘉がリリースすることで、一気にジャパニーズ・ポップスのレヴェルを大幅に上げてしまった「LEGEND」。無機質な電子音の中で生暖かく心に触れる彼女の声が、何処までもイマジネーションを掻きたて、彼女が紡いだ一言一言が立って突き刺さるレクイエムを生み出した。エレクトロニカ・ミュージックとアコースティックの二つの顔を持つこの曲の完成度は、驚くほど高い。そして同時収録されている「FAKE」では、彼女の湿度を帯びた声が身体中にまとわりつき、吐息や溜息は更に色づき、前作「LOVE」に収録された同系ジャズナンバー「Love Addict」より、確実に成長していることを感じさせた。ここまで来て、「次は何を聞かせてくれるのだろう」と完全に前のめりになっているリスナーは多かっただろう。しかし年を越して今年、アルバム直前に先行シングルとしてリリースされた「桜色舞うころ」で、その期待はいい意味で裏切られた。彼女はここで少し速度を落とし、もう一度しっかりと“バラードを歌う中島美嘉”と向き合っている。この曲を作曲した川江美奈子は“女性らしい”という表現が当てはまる新旗手のアーティストだ。女性の心に宿る一瞬の不安や、全てを包み込む母性を併せ持つ彼女の音楽は何処までもやさしく、あたたかい。聴き終えてから最後に心の奥をつつくことも忘れない。彼女の声も、この曲ばかりはクセを押さえ、すんなりと心に入り込み、ひらりと桜の花びらを落としてくれる。こうすることによって彼女の目指す音楽性や、表現力、歌唱力の確認を含め、アーティストとしての成長を改めてしっかりと再確認することができたのだ。
そしてそんな中完成した「MUSIC」。既発の曲7曲と新曲6曲を含む全13曲で構成されるこのアルバムにジャンルなんて括りは彼女には関係ない。バラードや、ポップスからジャズ、ソウル、はたまた歌謡曲からロックまで自由に駆け回り、一曲終わっては余韻を残し、まだ抜けられないうちに全く別の人格の彼女の顔を覗かせる。どんなジャンルの曲を歌っても、必ず彼女の存在感を強く、濃く感じさせるのは、その印象的で芯の通った憂いを帯びた声はもちろん、その曲に対して引き寄せる力が半端ないのだろう。彼女が手掛ける歌詞も、前作に比べ目を見張るほどに成長を遂げている。特に、「Carrot & Whip」では飾ることのない、本当に可愛らしい恋愛を表現し、共感を呼ぶ。更には「Fed Up」では小説的な物語を背景に、孤独感とどうしようもない絶望、そして身体中から求める愛を描くなど、まだまだ彼女は自分自身の可能性を模索している最中の様だ。彼女にとって、全てのジャンルの音楽が、彼女の身体中から溢れる「音楽」=「MUSIC」なのだろう。真実と愛を歌い、それでも満足することの出来ない歌姫は、自分自身の音楽を手にするために歌い続ける――。多くのアーティストが自分の形を完成させ、守りに回る中、アルバムを3枚創り上げても、まだまだ先の未開の光を感じられるアーティストはそうはいない。そしてこれからも彼女は止まることなく果敢に音楽に挑戦していくのだろう。半年前でもこんな1枚は出来なかっただろうし、半年後でもこのアルバムは違うものになっていたと思う。常に走り続ける音楽への野心が剥き出しの彼女の“今”を完全に閉じ込めた貴重で素晴らしいアルバムがここに完成した。
さぁ、まだまだ3枚目。これから彼女は何処へいくのだろう。喜んでその先を見守りたい。
全曲紹介(収録順が未決定なため、順不同です。)
桜色舞うころ
四季が過ぎ行く情景を素晴らしい表現で描いた、ピアノと優しく響き渡る声がそっと花びらのように心に落ちる名曲。ただ一人、愛する人を隣に感じながらも「ひとところにはとどまれないと」。そう、気持ちが変わりゆく生き物だということを心に言い聞かせながら、愛する主人公を彼女が美しく歌い上げる。枯れて、散ることを知っているからこそ、桜はあんなにも綺麗に咲くのかもしれない。
朧月夜~祈り~
2人のアーティストによって新たに生まれ変わった朧月夜は、葉加瀬太郎のヴァイオリンが下層から響き渡り、神秘的な曲に更に彩をあたえる。琴とアコースティックギター、そして彼女の声が絡み合ったとき覚える浮遊感はなににも代え難い。世代を超えて愛される楽曲とはこういった曲のことをいうのだろう。
火の鳥
手塚治虫原作のアニメ「火の鳥」の主題歌となったこの曲。孤独を肌で感じながら震える人たちを優しく、温かく包み込むような彼女の声が印象的なバラード。永遠の愛とは何かを切々と訴えかける一曲。
蜘蛛の糸
彼女自身が作詞による、緊張感、切迫感が滲み出る一曲。まるで地を這うような声が更に情感を漂わせ、もっと深い意味があるのではないかと想像させる。確かな力を求め続け、ずっと蜘蛛の糸を捜し続ける彼女の姿が、なにかに追われるように次々と違うジャンルに挑戦し続ける今の彼女と重なる。
ROCKING’ HORSE
今までは見ることのできなかった中島美嘉が感じとれる楽曲。元ピチカート・ファイヴの小西康陽編曲によるこの曲は、ホーンと鍵盤が弾ける80年代を彷彿とさせる歌謡曲だ。思いっきり踊りながら歌う彼女の姿が想像できる。いきなり聞こえる彼女の笑い声に驚く。
Carrot & Whip
明治「Flan」CMソングにもなった五島良子による可愛らしいラヴァーズロックだ。気持ちを確かめるためにちょっとしたいたずらをし、でも不安になっては甘えて訂正する彼女自身が作詞した可愛らしい女の子の恋心に胸キュン必至。ゆるく流れるスカに乗り、愛らしい日常が描かれた一曲。
Shadows of you
美しいピアノの旋律が響き渡り、彼女の声が重なる。そして多くの音たちがヴェールとなり優しく包み込む美しいミディアムバラードだ。でも、かさなる歌詞は切なくも淡い意味深なストーリー。聴き終えて涙が流れてしまうのは、胸を突き刺したまま終わってしまうから。
LEGEND
サウンド面では、前述の通りだが、詞は彼女が亡くなった友人に捧げたというレクイエム。受け止めたくない現実と、でも確実に存在しない事実。身体中から願うように、搾り出す歌声が切なく響く。
ヘムロック
彼女自身の作詞による真っ直ぐなラブソング。ゆるぎない想いを素直に「どうやら僕はもう君がいなきゃだめらしい」と歌う姿に心が洗われる。笑顔で歌う姿が浮かぶ、Happyな一曲だ。
SEVEN
カネボウ化粧品「KATE」のCMソングともなった疾走感溢れるジャズ・ロックナンバー。妖艶な声と、アダルトなサウンドが融合し、何処までも果ての無い「愛」にはまっていく姿を歌う。ダメだと気づいていてもはまってしまう現実に「時を止めて!」と叫ぶ彼女の声が身体中を走り抜ける。
FAKE
彼女の声にはしっとりとしたジャズナンバーが本当に良く似合う。声だけでなく、溜息や吐息にさえ想いは溢れ、ホーンとピアノ、そして彼女の声が絡み合った瞬間身体中に鳥肌がたつ。表現力、色気は更に増し、圧倒的な歌唱力でこの難しい楽曲さえも歌いこなしてしまう彼女に脱帽する。確実に成長を感じられる1曲。
Fed Up
自分の生きている意味を見出せずに、絶望を背負いながら生きていている主人公が求める「愛」を描く、聞き終えた後にどうしようもない虚無感が広がる一曲。なんだかもの凄く、この一曲には含みがあるように感じて仕方ない。誰にでも感じることのある疎外感、孤独感、そしてそこからでも何かを守ろうとする力。美しいバイオリンの旋律が響き渡るプロローグから焦燥感漂うロックチューンに繋ぐ一曲。
ひとり
一番最後に出来上がったこの曲は、シンプルなピアノとストリングスで作りあげられた何処までもひろがる、美しいバラード。シンプルだからこそ彼女の声が立ち、隅々まで歌が届く。離れ離れになってしまった最愛の人を忘れることが出来ず、悔やんでも悔やみきれない、「もし、こうだったら」「あのとき、こうしていたら」という想いははかなく溶けてなくなってしまう。“ひとり”になって思うことはもう一人のことだけ。隣にいる奇跡の存在を大切に、という彼女のメッセージが強く、濃く詰まっている。
どこまでも進化しつづける中島美嘉。
あらゆるジャンルを超え、全ての音楽ファンに贈る待望の3rdアルバムが遂に完成!
「TRUE」、「LOVE」そして「MUSIC」。デビューから4年、真実と愛を歌い、アルバムは2作連続ミリオンヒットを記録し、アーティストとして確固たる地位を獲得した中島美嘉。そして待望の3枚目となる今作で歌うのは、その名も「音楽」。リスナーはもちろん、彼女自身さえも驚く新境地に次々と足を踏み入れている彼女の音楽は、常に進化することを前提に、型にはまることを嫌う。と同時に、常に深く広がりをもち、聴き手を選ばない。“中島美嘉”という誰もが知っているアイコンから、多くの人にこれらの良質でコアな音楽が発信されることによって生まれる効果は大きいだろう。ただ鳴り響き、身体を通過する音楽は必要ない。刺激と身体中を揺さぶる音楽。今存在するポップ・ミュージックの先にある未来を指し示す光。彼女はこのアルバムにそんな光り輝く音楽たちを収録したアルバムを完成させた。
昨年、全国ツアーで幕を開けた彼女の活躍は目覚しいものだった。シングルリリースだけでも、すでに全国ツアーでファンには披露していた疾走感溢れるJazz Soul「SEVEN」、アニメ「火の鳥」主題歌となったスケールの大きい彼女の真骨頂バラード「火の鳥」。企画とはいえ、確実に日本の音楽史に残る楽曲を聞かせてくれた葉加瀬太郎とのコラボレーション。古代から残る「朧月夜」に、今を生きる彼女が新たに書き下ろした作品があまりにも美しく呼び合い、融合し、弦楽器と彼女のエキゾチックで、浮遊感あふれる声がヴァイオリンと絡み合い、身体中が安堵と安らぎに包まれる感覚を覚えた。そしてこの1枚を全国区のアーティスト、中島美嘉がリリースすることで、一気にジャパニーズ・ポップスのレヴェルを大幅に上げてしまった「LEGEND」。無機質な電子音の中で生暖かく心に触れる彼女の声が、何処までもイマジネーションを掻きたて、彼女が紡いだ一言一言が立って突き刺さるレクイエムを生み出した。エレクトロニカ・ミュージックとアコースティックの二つの顔を持つこの曲の完成度は、驚くほど高い。そして同時収録されている「FAKE」では、彼女の湿度を帯びた声が身体中にまとわりつき、吐息や溜息は更に色づき、前作「LOVE」に収録された同系ジャズナンバー「Love Addict」より、確実に成長していることを感じさせた。ここまで来て、「次は何を聞かせてくれるのだろう」と完全に前のめりになっているリスナーは多かっただろう。しかし年を越して今年、アルバム直前に先行シングルとしてリリースされた「桜色舞うころ」で、その期待はいい意味で裏切られた。彼女はここで少し速度を落とし、もう一度しっかりと“バラードを歌う中島美嘉”と向き合っている。この曲を作曲した川江美奈子は“女性らしい”という表現が当てはまる新旗手のアーティストだ。女性の心に宿る一瞬の不安や、全てを包み込む母性を併せ持つ彼女の音楽は何処までもやさしく、あたたかい。聴き終えてから最後に心の奥をつつくことも忘れない。彼女の声も、この曲ばかりはクセを押さえ、すんなりと心に入り込み、ひらりと桜の花びらを落としてくれる。こうすることによって彼女の目指す音楽性や、表現力、歌唱力の確認を含め、アーティストとしての成長を改めてしっかりと再確認することができたのだ。
そしてそんな中完成した「MUSIC」。既発の曲7曲と新曲6曲を含む全13曲で構成されるこのアルバムにジャンルなんて括りは彼女には関係ない。バラードや、ポップスからジャズ、ソウル、はたまた歌謡曲からロックまで自由に駆け回り、一曲終わっては余韻を残し、まだ抜けられないうちに全く別の人格の彼女の顔を覗かせる。どんなジャンルの曲を歌っても、必ず彼女の存在感を強く、濃く感じさせるのは、その印象的で芯の通った憂いを帯びた声はもちろん、その曲に対して引き寄せる力が半端ないのだろう。彼女が手掛ける歌詞も、前作に比べ目を見張るほどに成長を遂げている。特に、「Carrot & Whip」では飾ることのない、本当に可愛らしい恋愛を表現し、共感を呼ぶ。更には「Fed Up」では小説的な物語を背景に、孤独感とどうしようもない絶望、そして身体中から求める愛を描くなど、まだまだ彼女は自分自身の可能性を模索している最中の様だ。彼女にとって、全てのジャンルの音楽が、彼女の身体中から溢れる「音楽」=「MUSIC」なのだろう。真実と愛を歌い、それでも満足することの出来ない歌姫は、自分自身の音楽を手にするために歌い続ける――。多くのアーティストが自分の形を完成させ、守りに回る中、アルバムを3枚創り上げても、まだまだ先の未開の光を感じられるアーティストはそうはいない。そしてこれからも彼女は止まることなく果敢に音楽に挑戦していくのだろう。半年前でもこんな1枚は出来なかっただろうし、半年後でもこのアルバムは違うものになっていたと思う。常に走り続ける音楽への野心が剥き出しの彼女の“今”を完全に閉じ込めた貴重で素晴らしいアルバムがここに完成した。
さぁ、まだまだ3枚目。これから彼女は何処へいくのだろう。喜んでその先を見守りたい。
全曲紹介(収録順が未決定なため、順不同です。)
桜色舞うころ
四季が過ぎ行く情景を素晴らしい表現で描いた、ピアノと優しく響き渡る声がそっと花びらのように心に落ちる名曲。ただ一人、愛する人を隣に感じながらも「ひとところにはとどまれないと」。そう、気持ちが変わりゆく生き物だということを心に言い聞かせながら、愛する主人公を彼女が美しく歌い上げる。枯れて、散ることを知っているからこそ、桜はあんなにも綺麗に咲くのかもしれない。
朧月夜~祈り~
2人のアーティストによって新たに生まれ変わった朧月夜は、葉加瀬太郎のヴァイオリンが下層から響き渡り、神秘的な曲に更に彩をあたえる。琴とアコースティックギター、そして彼女の声が絡み合ったとき覚える浮遊感はなににも代え難い。世代を超えて愛される楽曲とはこういった曲のことをいうのだろう。
火の鳥
手塚治虫原作のアニメ「火の鳥」の主題歌となったこの曲。孤独を肌で感じながら震える人たちを優しく、温かく包み込むような彼女の声が印象的なバラード。永遠の愛とは何かを切々と訴えかける一曲。
蜘蛛の糸
彼女自身が作詞による、緊張感、切迫感が滲み出る一曲。まるで地を這うような声が更に情感を漂わせ、もっと深い意味があるのではないかと想像させる。確かな力を求め続け、ずっと蜘蛛の糸を捜し続ける彼女の姿が、なにかに追われるように次々と違うジャンルに挑戦し続ける今の彼女と重なる。
ROCKING’ HORSE
今までは見ることのできなかった中島美嘉が感じとれる楽曲。元ピチカート・ファイヴの小西康陽編曲によるこの曲は、ホーンと鍵盤が弾ける80年代を彷彿とさせる歌謡曲だ。思いっきり踊りながら歌う彼女の姿が想像できる。いきなり聞こえる彼女の笑い声に驚く。
Carrot & Whip
明治「Flan」CMソングにもなった五島良子による可愛らしいラヴァーズロックだ。気持ちを確かめるためにちょっとしたいたずらをし、でも不安になっては甘えて訂正する彼女自身が作詞した可愛らしい女の子の恋心に胸キュン必至。ゆるく流れるスカに乗り、愛らしい日常が描かれた一曲。
Shadows of you
美しいピアノの旋律が響き渡り、彼女の声が重なる。そして多くの音たちがヴェールとなり優しく包み込む美しいミディアムバラードだ。でも、かさなる歌詞は切なくも淡い意味深なストーリー。聴き終えて涙が流れてしまうのは、胸を突き刺したまま終わってしまうから。
LEGEND
サウンド面では、前述の通りだが、詞は彼女が亡くなった友人に捧げたというレクイエム。受け止めたくない現実と、でも確実に存在しない事実。身体中から願うように、搾り出す歌声が切なく響く。
ヘムロック
彼女自身の作詞による真っ直ぐなラブソング。ゆるぎない想いを素直に「どうやら僕はもう君がいなきゃだめらしい」と歌う姿に心が洗われる。笑顔で歌う姿が浮かぶ、Happyな一曲だ。
SEVEN
カネボウ化粧品「KATE」のCMソングともなった疾走感溢れるジャズ・ロックナンバー。妖艶な声と、アダルトなサウンドが融合し、何処までも果ての無い「愛」にはまっていく姿を歌う。ダメだと気づいていてもはまってしまう現実に「時を止めて!」と叫ぶ彼女の声が身体中を走り抜ける。
FAKE
彼女の声にはしっとりとしたジャズナンバーが本当に良く似合う。声だけでなく、溜息や吐息にさえ想いは溢れ、ホーンとピアノ、そして彼女の声が絡み合った瞬間身体中に鳥肌がたつ。表現力、色気は更に増し、圧倒的な歌唱力でこの難しい楽曲さえも歌いこなしてしまう彼女に脱帽する。確実に成長を感じられる1曲。
Fed Up
自分の生きている意味を見出せずに、絶望を背負いながら生きていている主人公が求める「愛」を描く、聞き終えた後にどうしようもない虚無感が広がる一曲。なんだかもの凄く、この一曲には含みがあるように感じて仕方ない。誰にでも感じることのある疎外感、孤独感、そしてそこからでも何かを守ろうとする力。美しいバイオリンの旋律が響き渡るプロローグから焦燥感漂うロックチューンに繋ぐ一曲。
ひとり
一番最後に出来上がったこの曲は、シンプルなピアノとストリングスで作りあげられた何処までもひろがる、美しいバラード。シンプルだからこそ彼女の声が立ち、隅々まで歌が届く。離れ離れになってしまった最愛の人を忘れることが出来ず、悔やんでも悔やみきれない、「もし、こうだったら」「あのとき、こうしていたら」という想いははかなく溶けてなくなってしまう。“ひとり”になって思うことはもう一人のことだけ。隣にいる奇跡の存在を大切に、という彼女のメッセージが強く、濃く詰まっている。