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神奈川絵美の「えみごのみ」

着物の歴史を総覧する

大雨の被害に遭われた地域にお見舞い申し上げます。
ここ神奈川の端も、海抜が低く心配でしたが
川の氾濫もなく(管理する方々に感謝です)大丈夫そうです…。

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さて
1カ月近く前のことになりますが


日本民藝館を訪れた同じ日、
渋谷区の文化学園服飾博物館の企画展も訪れたのでした。



有史以来の女性の着物を再現し変遷をたどるといった主旨で
古墳時代から公家、武家それぞれの意匠の特徴、江戸時代、
明治以降と、時代ごとの特徴がよくわかる展示でした。

特に古墳時代は、当時から三角などの幾何学文様が
草木の汁などで染め抜かれていたそうで、
再現された衣装はちょっと整いすぎ、きれいすぎの感はありましたが
装飾的な要素は太古の昔からあったのだなあ、と感心。

公家や武家が好んだ御所解文様も時代によって傾向があることも
よくわかりました。

ただ…この日はあまりに暑くて
私は日本民藝館でなかば力尽き
こちらの展示はメモもとらずさーっと眺める感じになってしまったので
浅い感想レポどまりですみません。
会期は9月28日まであるようなので、興味のある方はコチラをご覧になってみてくださいね。
京都の染織技術の展示もあり、全体通してなかなか見ごたえありました。

もう一つ、

こちらは染織家の吉田美保子さんが先日行ってきて
とても良かった、とのことでしたので…。
神奈川大学日本常民文化研究所との共同で、東北の手仕事(こぎん刺しなど)を中心に
木綿、草木染といった伝統的な手法とその作品を展示しているそうです。
私も機会をみて足を運びたいのですが、
転居したために却って遠くなってしまい、まだ予定が立たず・・・。
でもきっと、自然の恵み、手仕事のぬくもりに癒されること請け合いです。
興味のある方はコチラをご覧になってみてくださいね。

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

kanagawa_emi
原田さん、こんにちは!
伝統文化を文献で残すって偉大な仕事ですよね。
私は先達がそうして遺してきたものをなぞるだけなので…
まあ歳を重ねてセカンド、サードライフになったら
考えようかな^^;
そうそう、お道具、建築関係のこんなサイトを先日見つけました。
https://www.dougukan.jp/special_exhibition/ouchi-museum
なかなか面白いです~。
原田
ほほう、こういうのもあるのですね。面白そう。

以前にも申し上げましたが、これだけ熱心に研究されているなら、ぜひ一冊にまとめられたらどうですか? 筆力はバッチリですし、もったいないと思います。

法政大学出版局から「ものと人間の文化史」というシリーズ物が刊行されていますが、私もNo.112の『屋根-檜皮葺と柿葺』という本を、編集部から頼まれて上梓しています。ハードカバーの332頁もある分厚い本で、価格も3520円とお高いのですが、文化財関係者や各地の図書館には好評のようですw

着物関係では『染織』『裂織』『草木布』などがあるようですが、着物全般を俯瞰したものはないようですので、チャンスだと思います。ぜひチャレンジしてみてください。応援してます。
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