
暖かい郡上に白地の羽織で、ミッドタウンへ。

仕事の前に時間があったので、
ミッドタウン内にあるデザインハブ(デザインの教育や発表の場を
設けているワークショップ)で開催されていた
武蔵野美術大生(と、出身者もかな)の作品展を観に行きました。
(会期は終了しています)
こちらの展示、「和もの」も多かったです。


伝統的な水の文様や
江戸文化、お能の図解絵本など。
いかに興味をひくか、魅力的に見せるかは
やはりデザイン次第、デザインに依るところが大きいなあ、と
つくづく思いました。

こちらは絵本。

ポスター。クリエイター名は失念しましたが
私も好きなW.カンディンスキーへのオマージュだそう。
展示全体の中で特に印象的だったのが

こちらの絵本。東日本大震災で甚大な被害を受けた
福島県浪江町の諸戸小学校の“その日”が
優しくもメッセージ性の強い、力のあるタッチと色彩で描かれています。
作者は当時の生徒や先生を一人ひとり訪ね、話を聴いて
この絵本を創り上げたそう。
ジャンルは違えど、同じく取材をする立場として
それがどれだけ地道で、どれだけたいへんかよくわかるので、
頭が下がりますし、身が引き締まる思いです。
特にお目当てもなく、入場無料なので気安くふらっと入った展示でしたが
とても見応えがありました。
デザインハブでは年に数回、こうした若い世代中心の発表会があるので
また機会があれば、行きたいなあ。