札幌よい人よい所

「浦和レッズのホームゲーム？」
「しょんぼりコンサドーレ札幌」

これはサッカー関連新聞の一面見出しなのだけれど、
レッズ関連の新聞ではない。

「北のサッカーアンビシャス」。
月一回発行、札幌市に本拠を置く道内サッカー関連情報中心の新聞だ。
当然、地元コンサドーレ札幌系の記事が多い。
年末、北海道に里帰りしていたレッズサポに貰った「お土産」だ。

そこで冒頭の、一面の見出しに踊る「浦和レッズ」の文字。
これは、11月札幌VS浦和戦後に発行された同紙「１２月号」の見出し文字だ。

本土から押しかけた浦和サポーターの数への「驚嘆」か、
「地元民よ、浦和に負けず、もっと札幌を応援しようぜ！」という「激励」か、
あるいは、「札幌ドームを浦和に乗っ取られた」「札幌、また負けたよ」という自嘲か。

しかし、同紙中面には浦和レッズの記事が続く。
「札幌ドーム今季初の2万人超え」
「うち８，０００人はレッズ・サポーター」
これらの写真入り記事を見ると、
浦和サポへの「驚嘆」と「尊敬」の思いが含まれていることは間違いなさそうだ。

浦和を含め、他チームにおいては当然に内在するであろう
「敵チーム」、「敵サポ」への敵対の念や中傷の言葉は一切無く、
素直に正直に忠実に相手チームを捉え、驚嘆している。

いい人たちだね。札幌の人たち。
そして、いいところだね。札幌の地。

札幌戦で実際に札幌の地を踏み、
目で見て、味わって、触れ合ってひろがった、
札幌への「いい思い」がまた一つひろがりました。
「札幌へまた行きたい」という気持ちも大きくなって来ました。

早くJ１に戻ってきてね。
また札幌に行くからね。

そして、今度札幌と対戦する時には、
レッズの本当の「強さ」も見せてあげますからね。