蕎麦アレルギーの爽やかだったハズの客。

今日、蕎麦アレルギーのお客様が来た。


夜７時前に電話で、
『そちら、うどん屋さんですよね？　今から行きたいんですけど、どうやって行けば～・・』

との電話があり、道を教え、その客を待つ。
２０代前半位の可愛らしい声だった。

従業員みんなで
何故、わざわざうちの店の電話を調べてまで来るのか？
うどん屋だと知っていたが、駅からうちの店に来るまでにうどん屋いっぱいあるぞ？？

と、いろいろ推測した結果、もしや店長の女関係が、店長が来るなといっているのに
勝手に来ちゃおうということかもなんて想像していました。


しばしすると、カップルが店の前に。
想像してたのと違った(￣▽￣;)

入り口で、
『蕎麦アレルギーなんですけど・・・』

おおう(°ロ°)ギョ
そういうことか。

わざわざネットとか携帯とかでうどん屋検索とかしてくれたのかな

でも残念ながらうちの店は、うどんと蕎麦を同じ釜で茹でているので・・・・と説明すると
残念そうにも爽やか笑顔で帰ろうとする。

そこを、店長が、
『別の鍋で麺を茹でてあげるよ』
というので、追い掛けてって、引き止める。

ただし、お湯を別の鍋に沸かす時間と、茹で時間１５分ほどかかるので
お時間に余裕があるのなら・・・・
と説明すると、嬉しそうに入ってくださいました。


何度もお礼を言ってくれる。
２人ともにこにこ笑顔、良い感じ。

店長がさり気に聞くと、カップル男の方が蕎麦アレルギーらしい。
『どちらから？』
『アメリカから帰国して・・・』

なんと、アメリカに住んでるらしいカップル。

アメリカーン～ｗ( °ｏ °)ｗ


ビール飲んでサラダ食べて、うどんを待って。
うどん２人で食べて。
持っていったときも、笑顔でお礼、良い感じ。


・・・今日、うちの店は激ヒマでした。
そのカップルが来た時には、他にお客ナシという有様

そのうち、飲み客がちらほらと来たけれど、大した人数ではなく。



・・・・しかしその後。

カップル男のほうの携帯に電話がかかってきた。
男は気にせず大きな声で話し出す。

テレビ電話らしく、ハンズフリー状態にして、彼女と三人で大声で笑いあう。
電話の主の声も、聞き取れるくらいデカイ音。


隣の隣のテーブルには、お客様居たんです・・・・

あんまり、日本人はしないよね？？　いくらお店ヒマそうでもさ。

携帯にかかってきて、外に出て話す人もいれば、店の中でそのまま話してる人もいるけど
オフィス街ということもあり大抵は仕事の話を延々としてたりして、
食事が進まなくてかわいそう、という人が多いけど。


デカイ声で、電話の主と笑い合って、
周りのお客さんが、チラって見るほどにはしないよね？？


とっても心象の良かったお客様２人だったのに、一気に心象ダウン
ホールのもう一人も、『他の客に迷惑なんだけど』って。

店長も、『チンピラか？』って。
しまいには『蕎麦アレルギーって本当か』とか言い出す始末。

いや、それ嘘ついても得にもならないから。
本当でしょう～　そういう事じゃないのよう～～


まぁかなり長くゆっくりしていって、帰りには何度もおじぎもして笑顔でお礼を言ってくれて。
やっぱり良い人達なんだけど・・・・・・

そこはアメリカナイズなのかな？？？？
気にするのは日本だからなのかな？？？
彼らも日本人だけどさ・・・・


なんともチグハグな印象の人達でした

『またお越しくださいませ』
って言ったら、
凄く笑顔で、
『はい、ありがとうございました』
ってさ・・・・・


人って良く分からないなぁ～～～～～