超空洞からの贈り物

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NASA、次世代有人ロケット「Ares I-X」の打ち上げを来年6月11日に内定

2008年12月21日 00時07分26秒 | Weblog
NASAは19日までに、次世代有人ロケット「Ares I」の第一次検証用ロケット「Ares I-X」の打ち上げを2009年6月11日に実施することを内定した。

 「Ares I-X」の打ち上げはフロリダ州ケープケネディー宇宙センターにある第39B発射台で行われる予定。

 6月に実施されることが決定した打ち上げ実験ではファーストステージの固体ロケットブースターによる燃焼が実施された後、打ち上げ123秒後に高度39キロでセカンドステージのアルレージ・セトリング・モーター(ullage settling motors)を使ってステージ分離作業が実行。ファーストステージから分離されたセカンドステージは高度46キロまで上昇。後はそのまま弾道コースを描きながら発射ポイントから128海里離れた大西洋上の落下する予定だ。

 NASAではこの打ち上げ実験により、「Ares I」のエアロダイナミクス面での設計の実証評価や、ファーストステージの燃焼に伴うロケット全体の振動の度合い、分離用のアルレージ・セトリング・モーターの実証評価などを実験機に搭載されたセンサーを使って取得、その後の実証機の設計に活かす。

 オバマ次期大統領の政権移行チームでは「Ares I」の開発中止も検討しているといった報道も続いており、今回の打ち上げ実験は今後のNASAの命運を賭けたものとなりそうだ。

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