超空洞からの贈り物

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NASAの火星探査衛星に不具合、コンピューターの強制リブートで復帰

2009年03月13日 18時34分35秒 | Weblog
2001年に打上げられたNASAの火星探査衛星「2001マーズ・オデッセイ(2001 Mars Odyssey)」のメインコンピューターのメインメモリーに不具合が発生。地上管制センターからのマニュアル操作により10日、メインコンピューターのシャットダウン、リブート処理が実施された。

 「2001マーズ・オデッセイ」は想定を上回る強度の宇宙線放射などの原因でメインコンピューターのメインメモリーがコラプトが発生。宇宙船のリブート作業は、メインコンピューターのキャッシュメモリーがシャットダウン、リブートで喪失しないように、その内容をバックアップシステムとなる「Side B」にコピーした上で、実行。

 「Side B」のシステムは宇宙船が打上げ以来、機能したことはなく、「Side B」を併用したメインコンピューターのシャットダン、リブートには正常に機能する保証はなかったが、10日の作業では「Side B」は正常に機能。結果的にメインコンピューターのシャットダン、リブートも正常に実施された。

 NASAでは機能点検を続けて上で17日から観測ミッションへの復帰を予定している。

 「2001マーズ・オデッセイ」は搭載機器を利用した独自の観測活動の他、火星の地上で観測ミッションをつづけている2機の火星ローバーの信号を地球に中継するための中継ステーションとしての役割も果たしている。

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