朝の光(聖書の言葉)

ホセア書 まとめ 2024.10,6

ホセア書 まとめ 2024.10,6


生ける神の子 

 (ホセア1:10)


 「イスラエル人の数は,
海の砂のようになり,

量ることも数えることもできなくなる。

 彼らは,
『あなたがたはわたしの民ではない』
と言われた所で,

 『あなたがたは生ける神の子らだ』
と言われるようになる。」




神の愛による回復 



(ホセア3:1)


「主は私に仰せられた。

『再び行って,

夫に愛されていながら

姦通している女を愛せよ。

ちょうど,ほかの神々に向かい,

干しぶどうの菓子を愛している

イスラエルの人々を

主が愛しておられるように。』」



「ホセア」という名前は,

「救い」という意味です。


この名前は,

「ヨシュア」または

「イエス」とおなじ意味です。


ホセアは,

紀元前8世紀にあらわれた

預言者です。


北の王国であるイスラエルが

滅びる前に現れた預言者でした。


ホセアとホセアの

妻ゴメルとの関係は,

神とイスラエルの民との関係を

表わしています。


神は,堕落した者を赦し,

もう一度,自分のもとに,

返そうとします。


神の姿を,

ホセアは自分の生活で示しました。


ホセアは,

罪を赦すイエス・キリストを

預言しました。



☆彡



神の愛の回復


(ホセア3:1-5)

「主は私に仰せられた。

『再び行って,

夫に愛されていながら

姦通している女を愛せよ。

ちょうど,

ほかの神々に向かい,

干しぶどうの菓子を愛している

イスラエルの人々を

主が愛しておられるように。』

そこで,

私は銀十五シェケルと

大麦一ホメル半で

彼女を買い取った。

私は彼女に言った。

『これから長く,

私のところにとどまって,

もう姦淫をしたり,

ほかの男と

通じたりしてはならない。

私も,あなたにそうしよう。』

それは,イスラエル人は長い間,

王もなく,首長もなく,

いけにえも,石の柱も,

エポデも,

テラフィムもなく過ごすからだ。

その後,

イスラエル人は帰って来て,

彼らの神,主と,

彼らの王ダビデを尋ね求め,

終わりの日に,

おののきながら

主とその恵みに来よう。」




「主を捜し求めよう。」


(ホセア5:15)

「彼らが自分の罪を認め,
わたしの顔を慕い求めるまで,
わたしはわたしの所に戻っていよう。
彼らは苦しみながら,
わたしを捜し求めよう。」


ホセアは,イスラエルの民に

「苦しみながら,

わたし(主)を捜し求めよう」

と言います。




主に帰ろう


(ホセア6:1-3)口語訳

「さあ,わたしたちは主に帰ろう。
主はわたしたちをかき裂かれたが,
またいやし,
わたしたちを打たれたが,
また包んでくださるからだ。
主は,ふつかの後,
わたしたちを生かし,
三日目にわたしたちを立たせられる。
わたしたちはみ前で生きる。
わたしたちは主を知ろう,
せつに主を知ることを求めよう。
主はあしたの光のように必ず現れいで,
冬の雨のように,わたしたちに臨み,
春の雨のように地を潤される」。


預言者ホセアは,

反逆と背信を重ねるイスラエルの民へ,

「主に帰ろう」と迫ります。


民は神の前に生きる者となります。


「三日目にわたしたちを立たせられる」

は,イエスの復活を暗示しています。




「私たちを生き返らせ」
 

 (ホセア6:2)


「主は二日の後,

私たちを生き返らせ,

 三日目に私たちを

立ち上がらせる。」




 ホセアに与えられた預言です。

困難の中にあるイスラエルは,
短期の内に

回復されるというものです。

キリストが死んだのちの
3日目の復活を預言しています。


 ホセアの信仰は,
復活の信仰に至ります。



☆彡



ホセアの民に対する勧め


 (ホセア6:1-3)

「さあ,主に立ち返ろう。

主は私たちを引き裂いたが,

また,いやし,

私たちを打ったが,

また,包んでくださるからだ。

主は二日の後,

私たちを生き返らせ,

三日目に私たちを立ち上がらせる。

私たちは,御前に生きるのだ。

私たちは,知ろう。

主を知ることを切に追い求めよう。

主は暁の光のように,

確かに現われ,

大雨のように,

私たちのところに来,

後の雨のように,

地を潤される。」




「立ち上がらせる」とは,

 回復させることです。

ヤロブアム2世のころ,

 北イスラエルは

国家として栄えました。

しかし,民は偶像礼拝をし,

 また霊的な飢えがありました。

 そこで,神はホセアを送りました。



この預言の成就は,

イエス・キリストの復活によって

成し遂げられます。

 

(1コリント15:20-22)

 
「しかし,今やキリストは,

眠った者の初穂として

死者の中からよみがえられました。

というのは,

 死がひとりの人を通して
来たように,

死者の復活も

ひとりの人を通して来たからです。

すなわち,

アダムにあってすべての人が

死んでいるように,

キリストによって

 すべての人が

生かされるからです。」





「大雨のように」

あらわされる水は,

聖霊をあらわしています。

(ヨハネ7:37-39)

「祭の終りの大事な日に,
イエスは立って,
叫んで言われた,
『だれでもかわく者は,
わたしのところにきて飲むがよい。
わたしを信じる者は,
聖書に書いてあるとおり,
その腹から生ける水が
川となって流れ出るであろう』。
これは,イエスを信じる人々が
受けようとしている御霊を
さして言われたのである。
すなわち,
イエスはまだ栄光を
受けておられなかったので,
御霊がまだ
下っていなかったのである。」




神を知る 


(ホセア6:6)


「わたしは誠実を喜ぶが,

いけにえは喜ばない。

全焼のいけにえより,

むしろ神を知ることを喜ぶ。」



預言者ホセアはイスラエル人に,

彼らの誠実(ホセア6:4)は,

みせかけであるといいます。




神との内面的関わりをするために

ただ外的なみせかけの行為として

いくらいけにえを神にささげても,

神は喜ばれないといいます。

 
ここで「誠実」と

「神を知ること」とが

述べられています。


「神を知る」とは,

夫婦関係のように神との

人格的に交わることです。


「神を知る」ことは,

「誠実」によって成り立ちます。



この「誠実」

(ギリシャ語の原語:ケセド)は,

「忠誠,愛,

いつくしみ,あわれみ」

などの意味があり,

新約聖書では,

「あわれみ」となっています。


☆彡



ホセアの民に対する勧め


(ホセア6:1-6)

「さあ,主に立ち返ろう。

主は私たちを引き裂いたが,

また,いやし,

私たちを打ったが,

また,包んでくださるからだ。

主は二日の後,

私たちを生き返らせ,

三日目に私たちを立ち上がらせる。

私たちは,御前に生きるのだ。

私たちは,知ろう。

主を知ることを切に追い求めよう。

主は暁の光のように,

確かに現われ,

大雨のように,

私たちのところに来,

後の雨のように,

地を潤される。

エフライムよ。

わたしはあなたに何をしようか。

ユダよ。

わたしはあなたに何をしようか。

あなたがたの誠実は

朝もやのようだ。

朝早く消え去る露のようだ。

それゆえ,

わたしは預言者たちによって,

彼らを切り倒し,

わたしの口のことばで彼らを殺す。

わたしのさばきは

光のように現われる。

わたしは誠実を喜ぶが,

いけにえは喜ばない。

全焼のいけにえより,

むしろ神を知ることを喜ぶ。」



イエス・キリストは,

このホセア6:6のことばを

受けて,

次のようにはなします。


(マタイ9:13)

「『わたしはあわれみは好むが,

いけにえは好まない。』

とはどういう意味か,

行って学んで来なさい。

わたしは

正しい人を招くためではなく,

罪人を招くために来たのです。」



(マタイ12:7)

「『わたしはあわれみは好むが,

いけにえは好まない。』

ということが

どういう意味かを知っていたら,

あなたがたは,

罪のない者たちを

罪に定めはしなかったでしょう。」






(ホセア7:5)

「われわれの王の日に,

首長たちは酒の熱に病み,

王はあざける者たちと手を握る。」



ホセアという名は「救い」を意味します。

彼の使信は,
時には南王国ユダに言及します,
主として北王国に対するものです。

ホセアはイスラエルの偶像礼拝,
悪行,捕囚,回復について預言します。




(ホセア8:7)

 「彼らは風を蒔いて,
つむじ風を刈り取る。

麦には穂が出ない。

麦粉も作れない。

 たといできても,

他国人がこれを食い尽くす。」


 

 ホセアは北王国イスラエルから出た

文書預言者としては唯一であり,

北王国の王を

「われわれ」の王と呼んでいます。





 
エジプトから呼び出す


(ホセア11:1)

「イスラエルが幼いころ,

わたしは彼を愛し,

わたしの子をエジプトから呼び出した。」



神は,モーセによって,

イスラエルの民を

エジプトの奴隷の状態から,

救います。


イエスは誕生の時,

ヘロデ王からのがれるため

エジプトに逃げていきます。


そして,ふたたび,

幼いイエスはイスラエルに戻っって来ます。


福音書を書いたマタイは,

ホセアのこの言葉は

預言の成就だと考えました。


イエスによる救いの預言です。


(マタイ2:15)

「ヘロデが死ぬまでそこにいた。

これは,主が預言者を通して,

『私はエジプトから,

わたしの子を呼び出した。』

と言われた事が成就するためであった。」




 

 (ホセア14:1)

「イスラエルよ。

あなたの神,

主に立ち返れ。」




の預言には,

次の聖歌があります。

 

「父なる神に」(新聖歌449)

     
1.

 父なる御神(みかみ)に 
今帰らん

この世を後ろに われ帰らん

(折り返し)

帰らん帰らん われ帰らん

神よ愛の手 伸べ給え!

 
2.

 徒(あだ)に日を過ごし 
今帰らん

涙をもて悔ゆ われ帰らん

   
3.

 汚(けが)れに飽(あ)きたり 
今帰らん

 御誓(みちか)い頼(たよ)りて 
われ帰らん


4.

心は痛(いた)めり 今帰らん
   
力を賜(たま)えや われ帰らん


 徒(あだ)に : いたずらに







主に立ちかえる(悔い改め)


 (ホセア14:1,2)

「イスラエルよ。

あなたの神,

主に立ち返れ。

あなたの不義が

つまずきのもとであったからだ。

あなたがたはことばを用意して,

主に立ち返り,

そして言え。

『すべての不義を赦して,

良いものを受け入れてください。

私たちは

くちびるの果実をささげます。』」


 


旧約聖書のホセアの言葉です。

 

神は,私たちにも,

神に立ち返ることを求めています。


罪を犯したなら,神はわたしたちが

悔い改めることを求めます。

 

悔い改めとは,
罪を認めて,告白し,

 心を方向転換して
神のもとに帰ることです。


 わたしたちは
神に喜ばれる生活をすべきです。

 
救いはわたしたちの人格のすべて,

知,情,意の領域に及びます。

 
すべての領域が

 神のものとなることを
神は求めています。


私たちが罪を認め,

告白し,悔い改めるなら,

神は私たちを赦し,

 私たちをきよめてくださいます。


主の気ままな花嫁は,
夫のもとにもどり,
若い日のように再び彼の愛に

応えるようになります。


(ホセア2:14-20)

「それゆえ,
見よ,わたしは彼女をいざなって,
荒野に導いて行き,
ねんごろに彼女に語ろう。
その所でわたしは
彼女にそのぶどう畑を与え,
アコルの谷を
望みの門として与える。
その所で
彼女は若かった日のように,
エジプトの国から
のぼって来た時のように,
答えるであろう。
主は言われる,その日には,
あなたはわたしを
『わが夫』と呼び,
もはや
『わがバアル』とは呼ばない。
わたしはもろもろのバアルの名を
彼女の口から取り除き,
重ねてその名を
となえることのないようにする。
その日には,
わたしは
またあなたのために
野の獣,
空の鳥および地の這うものと
契約を結び,
また弓と,つるぎと,
戦争とを地から断って,
あなたを安らかに伏させる。
またわたしは
永遠にあなたとちぎりを結ぶ。
すなわち正義と,公平と,
いつくしみと,
あわれみとをもってちぎりを結ぶ。
わたしは真実をもって,
あなたとちぎりを結ぶ。
そして
あなたは主を知るであろう。」









イエス・キリストの弟子のヨハネは

 次のように言いました。


 (1ヨハネ1:9)

「私たちが
自分の罪を言い表わすなら,

神は真実で正しい方ですから,

その罪を赦し,

すべての悪から私たちを

きよめてくださいます。」









知恵のある者


(ホセア14:9)

「知恵のある者はだれか。
その人にこれらのことを悟らせよ。
悟りある者はだれか。
その人にこれらのことを知らせよ。
主の道は直く,
正しき者はこれを歩む。
しかし罪びとはこれにつまずく。」


ホセア書の要約です。

(参,詩107:43,伝12:13‐14).


契約の道と偶像の道を要約しています。


神は不変の愛と契約と恵みの道を

示されました。


「正しき者」は「主の道」を歩みます。


「罪びと」は神を知らず,

また悟らないので,

主の道を歩むことを拒み,

つまずいて,破滅へ進みます。


ホセア書は,

イスラエルに対する

悔い改めと救いを呼びかけます。


神は愛し,赦す神です。












ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ホセア書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事