真実の愛
(ピリピ1:9)
「私は祈っています。
あなたがたの愛が
真の知識とあらゆる識別力によって,
いよいよ豊かになり,
あなたがたが,
真にすぐれたものを見分けることが
できるようになりますように。」
パウロは,ピリピの信徒のために
愛が豊かになるようにと
祈ります。
イエスの言う「互い愛し合う」とは,
何かを答えています。
パウロは,
苦悩の中から聖霊に啓示され,
祈りに答えています。
私たちの目標です。
○
喜び
(ピリピ2:17)
「たとい私が,
あなたがたの信仰の供え物と
礼拝とともに,
注ぎの供え物となっても,
私は喜びます。
あなたがたすべてとともに喜びます。」
「喜び」は,
神から信じる者に与えられる
霊的な贈り物です。
パウロはこの喜びがありました。
この手紙を書いた時,
パウロはローマの牢に
入れられていました。
そして,
いつ処刑されるか
わからない状況でした。
しかし,パウロは喜んでいました。
○
目標
(ピリピ3:13,14)
「兄弟たちよ。
私は,自分はすでに捕えたなどと
考えてはいません。
ただ,この一事に励んでいます。
すなわち,うしろのものを忘れ,
ひたむきに前のものに向かって進み,
キリスト・イエスにおいて
上に召してくださる
神の栄冠を得るために,
目標を目ざして
一心に走っているのです。」
「上への召し」とは,
主の再臨のときのことです。
このとき,
イエス・キリストを信じる者は
「神の栄冠」を
得ることが出来ます。
○
貧しさと豊かさ
(ピリピ4:12,13)
「私は,
貧しさの中にいる道も知っており,
豊かさの中にいる道も知っています。
また,飽くことにも飢えることにも,
富むことにも乏しいことにも,
あらゆる境遇に対処する
秘訣を心得ています。
私は,
私を強くしてくださる方によって,
どんなことでもできるのです。」
(2コリント8:9)
「あなたがたは,
私たちの主イエス・キリストの恵みを
知っています。
すなわち,
主は富んでおられたのに,
あなたがたのために貧しくなりました。
それは,あなたがたが,
キリストの貧しさによって
富む者となるためです。」
2つとも使徒パウロの言葉です。
イエス・キリストの富と貧しさは,
神と人,
十字架と復活に通じるものがあります。
私たちもこの貧と富の中を
生きているのかも知れません。
貧しいときも主を見上げ,
その中にある真実を見つけたい。
聖霊は,わたしたちが貧しいときも
働いてくださるからです。
2023-11-22