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朝の光(聖書の言葉)

ヨハネの黙示録(2)4-7章  天上の礼拝 解説 

 ヨハネの黙示録(2)4-7章  


天上の礼拝 解説



ヨハネの黙示録 4-7章


黙示録4章からは,

ヨハネは

天国を見ることができました。



4章から7章は,天の幻です。


キリストの第一の来臨から

再臨までの新約時代全体,

審判のすがたが描かれています。


天国では,神への賛美があります。


まず,終末の前の患難を示されます。


そして,最後の審判が6章に,


教会の勝利が7章にあります。

 



ヨハネの黙示録を

全体で一つの幻としてみるか,

あるいは,幻が繰り返され,

深められて,

完成されていくとみるか,

の二つがあります。


このブログは

後者の方法で解説しています。


大切なのは,

イエス・キリストの救い,

患難,悪者の滅び,

救いの完成という幻を,

聖書の中で,

バランスよく読むことです。


福音書,旧約聖書の預言書,

手紙などの聖書と同じ内容です。


ヨハネの黙示録では,

幻として啓示されています。


旧約聖書の詩編,

預言書と同じように

比喩を多く用いています。

 

黙示録4章 天国での黙示

  

(黙示4:1口語訳)


「その後,

わたしが見ていると,

見よ,

開いた門が天にあった。

そして,

さきにラッパのような声で

わたしに呼びかけるのを

聞いた初めの声が,

『ここに上ってきなさい。

そうしたら,

これから後に起るべきことを,

見せてあげよう」と言った。』」

 

 

4章から,

天の御座すなわち天国での

黙示(啓示)が,

ヨハネに与えられます。

 

ヨハネは,

天国の姿を見ることができました。

 

天国では,

創造主への賛美がありました。

 

(黙示4:11口語訳)


「われらの主なる神よ,

あなたこそは,

栄光とほまれと力とを

受けるにふさわしいかた。

あなたは万物を造られました。

御旨によって,

万物は存在し,

また造られたのであります」。

 

4章では天での,

神の創造への賛美,


5章はキリストの

贖いへの賛美があります。

 

 ○

 

 黙示録5章 巻物を受け取る小羊

 

 (黙示5:5口語訳)


「長老のひとりがわたしに言った,

『泣くな。

見よ,ユダ族のしし,

ダビデの若枝であるかたが,

勝利を得たので,

その巻物を開き

七つの封印を

解くことができる』」。

 

「ダビデの若枝」とは,

イエス・キリストです。

 

「封印を解く」とは,

黙示を明らかにすることです。


  

(黙示録5:6-7口語訳) 


「わたしはまた,

御座と四つの生き物との間,

長老たちの間に,

ほふられたとみえる小羊が

立っているのを見た。

それに七つの角と

七つの目とがあった。

これらの目は,

全世界につかわされた,

神の七つの霊である。

 小羊は進み出て,

御座にいますかたの右の手から,

巻物を受けとった。」

  

そして,

天国では贖い主である

イエス・キリストへの

賛美があります。

 

天国では,

贖いの小羊として

イエス・キリストを賛美します。

 

(黙示5:11口語訳)


「さらに見ていると,

御座と生き物と

長老たちとのまわりに,

多くの御使たちの声が

上がるのを聞いた。

その数は万の幾万倍,

千の幾千倍もあって,

大声で叫んでいた,

『ほふられた小羊こそは,

力と,富と,知恵と,勢いと,

ほまれと,栄光と,

さんびとを受けるにふさわしい』。

またわたしは,

天と地,

地の下と海の中にある

すべての造られたもの,

そして,それらの中にある

すべてのものの言う声を聞いた,

『御座にいますかたと小羊とに,

さんびと,ほまれと,

栄光と,権力とが,

世々限りなくあるように。』」

 

 

黙示録6章 

怒りの大いなる日が来た

 

(黙示録6:12-17口語訳)


「小羊が第六の封印を解いた時,

わたしが見ていると,

大地震が起って,

太陽は

毛織の荒布のように黒くなり,

月は全面,

血のようになり,

天の星は,

いちじくのまだ青い実が

大風に揺られて

振り落されるように,

地に落ちた。

天は巻物が巻かれるように

消えていき,

すべての山と島とは

その場所から移されてしまった。

地の王たち,

高官,千卒長,富める者,

勇者,奴隷,自由人らはみな,

ほら穴や山の岩かげに,

身をかくした。

そして,

山と岩とにむかって言った,

『さあ,

われわれをおおって,

御座にいますかたの御顔と

小羊の怒りとから,

かくまってくれ。

御怒りの大いなる日が,

すでにきたのだ。

だれが,

その前に立つことが

できようか』」。

 

6章では,終末のとき,

患難の時代が来ることが

預言されます。

 

患難は,

マタイ福音書24章に

対応しています。

 

患難時代には,偽預言が現れ,

戦争,飢饉,地震が起きます。

 

 

(マタイ24:3-14口語訳)


「またオリブ山で

すわっておられると,

弟子たちが,

ひそかにみもとにきて言った,

『どうぞお話しください。

いつ,

そんなことが起るのでしょうか。

あなたがまたおいでになる時や,

世の終りには,

どんな前兆がありますか』。

そこでイエスは答えて言われた,

『人に惑わされないように

気をつけなさい。

多くの者が

わたしの名を名のって現れ,

自分がキリストだと言って,

多くの人を惑わすであろう。

また,

戦争と戦争のうわさとを

聞くであろう。

注意していなさい,

あわててはいけない。

それは起らねばならないが,

まだ終りではない。

民は民に,

国は国に敵対して

立ち上がるであろう。

またあちこちに,

ききんが起り,

また地震があるであろう。

しかし,すべてこれらは

産みの苦しみの初めである。

そのとき人々は,

あなたがたを苦しみにあわせ,

また殺すであろう。

またあなたがたは,

わたしの名のゆえに

すべての民に憎まれるであろう。

そのとき,

多くの人がつまずき,

また互に裏切り,

憎み合うであろう。

また多くのにせ預言者が起って,

多くの人を惑わすであろう。

また不法がはびこるので,

多くの人の愛が冷えるであろう。

しかし,

最後まで耐え忍ぶ者は救われる。

そしてこの御国の福音は,

すべての民に対して

あかしをするために,

全世界に宣べ伝えられるであろう。

そしてそれから

最後が来るのである。」



教会には,患難の時代が来ます。

そして,最後の審判があります。


そのとき,

神は教会

(キリストを信じる者の群れ)

を救います。




黙示録7章


教会の勝利


(ヨハネ黙示7:9)

「その後,
わたしが見ていると,
見よ,
あらゆる国民,
部族,民族,国語のうちから,
数えきれないほどの
大ぜいの群衆が,
白い衣を身にまとい,
しゅろの枝を手に持って,
御座と小羊との前に立ち,
大声で叫んで言った,
『救は,
御座にいますわれらの神と,
小羊からきたる』」。


 ○


(ヨハネ黙示7:15-17)


「それだから彼らは,
神の御座の前におり,
昼も夜もその聖所で
神に仕えているのである。
御座にいますかたは,
彼らの上に幕屋を張って
共に住まわれるであろう。
 彼らは,
もはや飢えることがなく,
かわくこともない。
太陽も炎暑も,
彼らを侵すことはない。
 御座の正面にいます
小羊は彼らの牧者となって,
いのちの水の泉に
導いて下さるであろう。
また神は,
彼らの目から涙を
ことごとくぬぐいとって
下さるであろう」。


 
白い衣を着た群衆

(キリストを信じる者の群れ)は

勝利します。


教会の勝利の告知です。







 2018-11-14

2022-09-01 改定

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