徳島に住むカメさんのつぶやき

 さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。

忖度行政、ここに極まれり!!

2017年10月26日 | 随想
 今朝の朝刊を見て、驚いた。
一面のトップに「値引き最大6億円過大」との大見出しが躍り、その脇には「森友への国有地売却」
あるいは「検査院 ごみ撤去費試算」とあったからである。

 安倍首相の奥さんが名誉園長を勤めていた森友学園に、豊中市の国有地を“ごみの撤去費用”して
約8億円値引きして売却した問題で、会計検査院が試算したところごみ撤去費は約2億円~4億円が
妥当と試算しているとの報道である。

 そりゃ、そうだろう。何も分からない部外者が想像しても、ごみの撤去に8億円もかかる筈がないと
思うじゃないか。

 これはやっぱり、財務省やその出先機関が学園の名誉園長たる首相夫人の気持ちを忖度し、この様な
ことを仕出かしたと言われても仕様があるまい。

 このような忖度行政の場合、なかなか刑事罰を課すのは難しいようであるが、少なくとも担当局長が
「知らぬ存ぜぬ」で済ましてよい筈がない。

 ことは、国民有ともいうべき国有財産の処分である。

 安倍首相は、自分の奥さんが国民から疑いの目で見られていることを自覚し、総理権限を最大限発揮
して疑惑の払しょくに努めて然るべきではあるまいか。

 衆院選に勝ったからといって、森友・加計学園問題まで国民が「もう良いよ、分かったよ」と信任した
わけではない。と、いうことを肝に銘ずべきであろう。

 そして、ここで評価すべきは会計検査院。
元は税金である国費の適正使用のお目付け役ともいうべきお役所であるが、それこそ「忖度」検査に陥る
ことなく頑張ってくれていることに敬意を表したい。

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