徳島に住むカメさんのつぶやき

 さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。

下手の横好き?男の手料理

2020年08月27日 | 随想

 コロナ騒動により、いわゆる「巣篭もり」を余儀なくされる人が増えている

そうである。

 都会で住む人は勿論のこと、8月に入って急にコロナ感染者が急増中の徳島でも

「なるべく外出しないように」する人が多くなったようだし、カメさん自身も同様

である。

 

 だが、そうなると、その外出自粛中に何をするのか?

それがなかなか厄介な問題で、何もしないでいると、どうしてもコロナへの恨みつらみ

が出て、グチばかり言うことになる。

 

 しかし、それでは全く面白くもないし、益も無い。

ここは一つ、何か、自分や家族の「タメになる」ことをやりたいものだ。

 

 思案の末「そうだ! 下手ながらも、また料理に挑戦してみよう」という考えに至り、

さっそく(まだ作ったことの無い)ヒレカツに挑戦することにした。

 

 「トンカツ」「ヒレカツ」のどちらも、食べるのは大好きである。

もし、それらが自分で出来るとなれば、こんな嬉しいことはない。

 ということで、スーパーへ飛んで行くと、肉売り場にはちゃんと「ヒレカツ用」と

書いた肉がある。

 

 買い込んだ肉を前に、イソイソと下準備を始めると、妻から「先ず最初にお肉を

叩いておくと、お肉が柔らかくなって美味しく仕上がりますよ」との教育的指導?が

あって、幸先も良し!

 

 包丁の背でトントンと叩き、少々平たくなった肉の両面に「塩・胡椒」をパラパラと

振りかけ、薄力粉を薄くまぶし、さらに溶き卵の中を潜らせると、最後にパン粉を均等に

つけ、フライパンに満たしたキャノーラ油で揚げる。

 料理というのは、下準備から始まって、作っている時のワクワク感が素晴らしい。

 

 さて、数分も揚げると、良い匂いが立ち昇りヒレカツの表面が何とも言えない色合いに

変わってくるのが分かる。

 それぞれの、両面に焦げ目をつけてから皿に引き上げ、完了! 

 

 例によって見かけは今一つながらも、肝心のお味の方は?というと、これがなかなか

旨かった(作り立てなら、旨いのは当然か?)

 世の中には「自画自賛」という言葉もあり、自分でホメるのも気が引けるが、本当に

美味しかった。

 

 といったことで、しばし「コロナ禍」を忘れ、楽しい時間を持てた。と いう次第。

さあ、今度は何を作るかな??

 


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