スペクトルマン 第５４話 「打倒せよ!!コンピューター怪獣」

コンピューター怪獣　草人間　登場

鉄の爪の頭への強烈な一撃で記憶を失った蒲生譲二。

犬神様の怒りだと犬山村の人々はＧメンに詰め寄る。
鉄の爪が社殿を破壊。
コンピューター怪獣も姿を現した。

１００年にも及ぶエネルギーの充電。
それは故郷に帰るための充電作業だったのだ。
怪獣を守るために草人間が姿を現した。
草人間と戦うＧメンたち。

健一はコンピューター怪獣のもとへ。
のり子にΣＸ光線を照射してもらおうというのだ。
しかし、照射すれば死ぬと言われ動揺する。
ネヴュラの指令で変身した譲二。
しかし、記憶を無くしているため、十分に戦えない。
ゴリはコンピューター怪獣に指令を出す。
だが、「充電中」と拒否。
子分の草人間がスペクトルマンを痛めつける。

健一とのり子の母を呼ぶ声が木霊する。
スペクトルマンはその叫びで記憶を取り戻した。

スペクトルマンは巨大化しコンピューター怪獣と対峙。

怪獣はスペクトルマンのエネルギーを要求。
地球での「保護者」ゴリの敵・スペクトルマンを倒すという。
スペクトルマンはコンピューター怪獣に告げる。
Ｍ２７β星は９８年前に彗星と衝突した、と。
その様子を見たコンピューター怪獣。
今度はスペクトルマンがコンピューター怪獣を説得する。
「君の良心に賭けたい」

「人質に取ったら」という問いにスペクトルマンは答える。
そのときはエネルギーを渡すかもしれない、と。
一瞬の間があった。
コンピューター怪獣はΣＸをのり子の眼に照射した。


のり子の眼は再び光を取り戻した。
最後のエネルギーを使い果たしコンピューター怪獣は爆発。

故郷を失い、すべてを無くしたコンピューター怪獣。
彼が最後に考えたことは「良心」に従うことだった。
それが彼にできる最後の道だったのだ。