5月31日。
梅雨入り5日目は雨こそ降らなかったもののどんよりした天気。
家の前の田んぼは田植えも無事に終わったようです。
(上下の写真、実はまったく別方向を写した写真なのですが、たまたまくっつけたら上手く合いました 笑)
あとは秋の収穫まで元気に育っていくことでしょう。
さて、休みの今日は恒例の野草採り。
前回はまだ青くて収穫には程遠かった桑の実。
前回
そろそろ熟してきた頃でしょうか?
これからが旬の桑の実。
熟してきた実は子孫を残すために枝から落ちやすくなっているし、また鳥たちの格好のエサになります。
枝から落ちる前に、そして鳥たちに食べられてしまう前に収穫しなくてはなりません。
ただし、我が家の周りにたくさん生えている桑の木ですが、どの木にも実が付く訳ではありません。
桑の木には雄花を咲かせる雄株と雌花を咲かせる雌株、それに1本の木に雄花と雌花を咲かせる両性株
(雌雄同株)があります。
桑の雄花は枝の先端の方から房状に垂れ下がり雌花は枝の基部の方に付きます。
果樹として栽培されるマルベリーでは雌雄同株の品種が大半となりますが、養蚕に用いられる桑には
雌雄異株の品種が多いようです。
以前は養蚕が盛んだったという我が家周辺は恐らく雌雄異株のものがほとんどでしょう。
実際、数十本と見ることができる桑の木ですが、そのうち実を付ける木は確認しただけでは3本だけです。
そうこうしているうちに桑の木ロードに到着♪
あるある♪
しかし、ここで問題が・・・。
この桑の木の近くまで行くにはかなり生い茂った草むらを通っていかなければなりません。
げげ・・・
いかにもいそうな雰囲気じゃないですか・・・やつらが。
そう、タイトルでもお分かりの通り、やつら=へび です。
何を隠そう・・・別に隠している訳ではないですが・・・。
私、へびが嫌いなんです。
何が嫌いって、やつらときたら足が無いくせにニョロニョロと前に進むじゃないですか!
で、「へび」って字にしてもなんか線がのたくったような字を使っているから、見るのも嫌で私は「へび」の
ことを「にょろにょろ」って表現するんです。
もっともイベント等でケースの中に入れられたやつらは出て来れないっていう安心感があるせいか、
じっくりと見ることもできるし、素直にきれいだなって思えるんですよ。
でも自然下でいきなり出てこられたら・・・ちょっと漏らしてしまうかもしれません。
そうそう、そういえば先日今年初めてにょろにょろに遭遇しました。
場所は勤め先近くの川。
いつものように
携帯にて撮影
うげぇ、へびだ!
携帯にて撮影
でか!
1mくらいあろうかというそのへび・・・。
でも距離があったので余裕でした。
さて、話を戻して・・・
とにかく、桑の実をゲットするには、意を決して草むらに入っていかねば・・・。
この時、私の脳裏にチラッと明日の地方新聞の片隅に掲載された記事がよぎりました。
『カメ飼育者、へびに咬まれ死ぬ』
○月○日、S玉県に住むカメ飼育者Aさんは飼育しているカメのエサの桑の実を採るために草むらに入って
行き、居合わせたへびに咬まれて死亡しました。
近所に住むBさん談
『Aさんはカメが好きでしたからねぇ。 ま、へびといえばカメの甲羅を取ったような・・・仲間のようなものだから咬まれて死んでも本望でしょう。』
・・・って、本望じゃねぇぇぇぇ!!
可愛いカメたちのためだ!
行くか!
遠いよ・・・。
あと少し・・・
着いた♪
ん?
まだ赤いか?
でも、中には・・・
熟しているものも・・・
見られましたよ。
で、へびたちを刺激しないように(いるかどうかわかりませんが・・・)そ~っと手を伸ばして熟した実を
採ってきました。
来た道を音を立てないように引き返すと・・・
ホッ・・・
次にくるときはもう少し熟した実になっていることでしょう。
桑の葉と実で1袋ほど採ったので、あとはヤブガラシやそのほかの野草を採って帰ろう♪
こんな野草たちをつまみながら葛の葉っぱに手を伸ばしかけたとき・・・
ニョロ♪
ん?
ニョロニョロ♪
タラ~・・・(冷や汗のたれる音)
うわっ、出やがった!
ビックリして姿は写ってないけれど、この草むらの中に間違いなくいます!
えぇ、もちろん一目散に走って帰りましたとも。
(いけませんか?)
さぁ、採ってきた桑の実は・・・
次回 『瑠璃、桑の実を堪能す』 に続く。