尾道市にあります。
中華そば専門店【朱華園】が6月19日をもって”しばらくの間休業”しました。
”しばらくの間”が3ケ月なのか?3年?なのか、いつかは復活する可能性はまだのこっている。
【尾道】と言えば、”観光のまち”として有名です。福山とは比べ物にならないぐらい全国的に認知されています。
”坂のまち” ”大林映画尾道3部作” ”尾道ラーメン” 最近は、”サイクリングロードの聖地”にもなり、外国の方もどんどん尾道を訪れています。
そんな尾道の観光の目玉ひとつが【朱華園】なのです。
細い坂道を上り降りして、お寺に参拝し、お腹がすいたところで、少々待っても美味しい”中華そば”を食す!これが何よりの幸せなんです。
【朱華園】は、尾道の観光になくてはならない場所であり、尾道ラーメンをけん引したお店です。(朱華園自体は、”尾道ラーメン”じゃないと宣言しています。)
そんな【朱華園】が休業する?!尾道の観光にとって一大事なんです。
で、何故、休業するのか
それは店主の健康状態がよくないとと言われています。
そりゃ、店員さんはたくさんいますが、基本、店主が毎日、何百杯とラーメンを作り、土日は地獄のような忙しさ。休みは木曜だけ、年がら年中、尾道のラーメンを楽しみして来るお客さんに精魂込めて”中華そば”を提供しています。
もちろん手作りなので、スープの味など毎日むらがでるけど、平均してうまい味に仕上がっている。
商売繁盛だけど、自分の時間もなく、休みもなく、ただひたすら”中華そば”をつくり続けていかなくてはならない宿命みたいな世界
これを身内や弟子に託すのは、過酷なことなのか?
【一子相伝】の厳しい世界なのか?
最近まであった【福山店】、6月19日をもって閉店する【松永店】にも、調理するスタッフは確かにいたのですが、
【福山店】は高齢化のために店じまい。
【松永店】は、今回の本店休業に伴い店じまい。(スープは本店が製造?)
この休業を利用して、後継者を育てるのか、三代目が現れるのか?により、尾道の観光にとって今後の進展を大きく影響することになりかねません。
6月初旬この”休業”のニュースを知って週末に、尾道に行きました。10時半に現地についたところ、もうこんなに行列が
結局、開店時間を30分前倒して11時開店
かまぼこRockが席に着いたのが、11時20分頃
”中華そば”と最後だからと思い”焼きぎょうざ”も注文
隠れた名物の”焼きそば”のお持ち帰りは今日はいないとのとこ。
レジのなかの、おばさんが店内の注文をさばき、席の位置まで支持する司令塔のような人。この人に2回も打診しても”焼きそば”は快諾されなかった。
そして、最後になるのだろううか”中華そば”の登場!
この輝き!この美味さ!このやさしさ!
心のなかに刻み込みながら、完食!
でも、どうしても諦めきれないので、ホールを切り盛りする若い男性に”焼きそばのお持ち帰り”を聞いたら、快諾の返事がかえってきました。奇跡は起こるものなのだ!
夕飯は、【朱華園】の”焼きそば”です。
最後の”焼きそば”です。
かまぼこRockは思います。
【朱華園】のホールを切り盛りする”若い男性”こそが、三代目を継ぐにふさわしい、資質ややさしさや人間性を持っている存在ではでしょうか。
【一子相伝】の”中華そば” いわゆる”朱さんのそば”
これを伝承する人物は、果たして現れるのか!
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