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本田宗一郎さんの源流を探るツーリング!

本田宗一郎さんの生誕地から天竜川を北上し、南信州遠山郷までオートバイでのツーリング企画などなど

本田宗一郎さんの哲学はこれからどう引き継がれるか

2013-07-04 22:34:04 | オートバイ好きです!
さて、昔話から今からの話

レスポンスニュースより
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【新聞ウォッチ】ホンダ、燃料電池車でGMと提携…国境を越える共同開発の試練

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年7月3日付

●燃料電池車、ホンダ量産化に期待、GMと提携、3陣営で開発競争(読売・9面)

●中国新車販売日本勢に明暗、先月、上位3社(朝日・8面)

●NY円、100円台(毎日・2面)

●「日本の車市場閉鎖的」TPP公聴会、米業界団体が主張 (東京・6面)

●電力制御半導体に基準、トヨタなど大量生産しやすく (日経・13面)


ひとくちコメント

「次世代エコカーの本命」とか「究極のエコカー」と呼ばれて久しい燃料電池車。ただ膨大な開発費などで大きな壁にぶち当たっていたが、その本格実用化に向けて、ホンダと米ゼネラル・モーターズ(GM)の両社がタッグを組むことで合意した。

日本時間の7月2日午前、ニューヨークから燃料電池車の共同開発に関する日米自動車メーカーの提携話がメディアを通じて飛び込んできた。驚いたのはGMの相手先がホンダだった。ホンダはこれまで他社との事業提携には消極的で自主路線を取ってきたが、経営戦略における方向転換ともいえる「心境の変化」である。

正式発表は2日夜だったが、今年の10大ニュースになるほどの興味深い提携だけに、2日の夕刊では毎日と日経が1面トップ記事として取り上げたほどだった。

2日夜には、ニューヨーク市内でホンダの岩村哲夫副社長とGMのスティーブン・ガースキー副会長が記者会見を行い、燃料電池車の基幹システムと、水素燃料の貯蔵システムを共同開発することを発表した。

きょうの各紙にも「ホンダ量産化に期待」(読売)「ホンダ開発コスト削減」(毎日)、「燃料電池車主戦場に、開発へ世界3陣営」(日経)などと大きく取り上げている。

ホンダとGMによる共同開発の果実が熟すのは「2020年をめど」としているが、「一般高級車並みの500万円程度の燃料電池車を目指す方針」(読売)という。

両社の関係はホンダが1999年にGMへのエンジン供給で合意した経緯があるが、それ以上の進展はなかった。「世界のホンダ」とはいえ、相手はビッグスリーのGMである。スズキと独VWの提携解消という悪しき事例もみられるように、研究所のある栃木県を離れて国境を越える共同開発の試練をホンダの技術者も味わうことになる。
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10数年前、提携には頑なに足を踏み入れなかったホンダ。
文化、哲学を超えて、未来を切り拓くことになるようです。

そういえばその昔、GMではないですが、クライスラーのチェロキーがホンダディーラーで買えましたね。

ウィキペディアより
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右ハンドルモデル[編集]
1993年モデルより、主に郵便集配用として本国で業務用として生産されていた右ハンドルモデル(運転手自身が頻繁に乗り降りする集配では、歩道側に面している右ハンドルのほうが効率的なため、受注生産されていた)を基にして主に日本市場向けに右ハンドル車を投入。これはアメリカ製自動車の正規輸入モデルとしては戦後初である。これをきっかけに、それまでの中立付近の遊びがはなはだしく大きく、前時代的であったステアフィールが大幅に改善されている。販売面では、車種を4ドアの一部グレードに絞り、さらにホンダ系ディーラーを販売ネットワークに加えたことと、1994年モデルから300万円を切るグレード、「スポーツ」を投入したことで大きなヒットとなる。
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本田宗一郎さんの哲学はどう引き継がれたか 追記

2013-07-04 21:26:00 | オートバイ好きです!
さきほどの記事を書き終わってから思い出したこと・・忘れないうちに。

自動車会社の合併の嵐が吹き荒れたときに単独でやっていくとリーダーシップを発揮した当時の吉野さん(社長)がおっしゃっていた言葉で・・・(生できいたことです)

「ホンダの社長ってみなさんが思うほど良いポストじゃないんですよ!」

これを今の自分で解釈すると、

・社長というのは権力ではなく、役割である
・本田宗一郎さんという強烈な哲学を持った人から受け継いだ役割を全うするのは大変である
・こうやって立場をこえてみなさんに本音をいえるのがホンダですね

といったところでしょうか。。

あとあと身近な大先輩にきいたのですが、吉野さん(社長)の時代までは、社長さんみずから現場の人を呼び出して、現場で何がおこっているのか本音で話を聞き出すことがあったそうな・・・

権力でなく役割を全うする・・・

こういきたいものです!

本田宗一郎さんの哲学はどう引き継がれたか

2013-07-04 20:23:25 | オートバイ好きです!
ただのオートバイ好きだったのに、なぜか縁あってホンダに入社したのが1997年。
そのときの社長さんは川本さんであった。おそらく入社式で何かお話されたと思うのだけど、全く記憶にない。

ということで、川本さん語録を調べてみました。
一番そうかなと思ったのが、

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日経産業新聞より


日本の将来が心配だ。創造性って、国とか社会で言えば、個性の違う人が、違うことをやって、同質じゃない価値を生むことでしょう。今の日本は逆。周りに違う考えの人がいることを容認しない。むしろ足を引っ張る。これじゃだめだ。中世じゃないんだから。
 今の人には試行錯誤のなかでとにかく経験を積むことと、「思考の強さ」を持ってもらいたい。僕は今も日本は“メンタル不況”だと思っている。思考を強くして、創造力に富む、強い日本を作ってほしいね。

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”メンタル不況”この現状の把握はなるほどと思いました。これは今でも続いているのか・・

その次の社長さんが吉野さん。

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同じく日経産業新聞より

創造性は絶対価値を追求するなかで生まれる。Hondaで仕事をしてきた確信です。誰かと、何かと比較して仕事をしているうちは、本当に新しいものは生めない。お客のため、社会のため、もっと言えば人間のためになっているかが、絶対価値をはかる尺度だ。
 この前、調べたら、僕の時(社長時代)に起きたダイムラークライスラーの合併からこれまで、資本関係を伴う自動車産業の再編は20以上あった。僕はHondaが合従連衡に加わることはないと言い続けてきた。自分なりに考えたうえでだ。
 利益創出力、技術力、グローバル展開力。この3つがなければ話にならない。それはまあ大丈夫として、Hondaが世の中に存在する理由、つまり個性を保てるかどうかが、単独で生きていくうえでの前提になる。それが創造性だ。創造性に自信がなければ、単独で生きていくとは言えない。
 社員の創造性を引き出すやり方は1つじゃない。叱(しか)り、窮地に追い込み、反発力で創造させる。Hondaの研究所では常とう手段だが(笑)、これはよほど信頼感がなければうまくいかない。もう1つは、ほめ、勇気づけ、やる気を創造力に変える。今の時代、指導者はこの2つのバランスを意識すべきだ。
 日本は本当に重要な分かれ道に立っている気がする。文明として、没落のフェーズにきたのか、あるいはもう1回、蘇(よみがえ)るのか。僕はHondaを、社員の創造力の総和として、創造性でどこにも負けない会社にしたかった。国も同じだろう。日本は、日本人の創造力の総和で、世界で勝負する。そのために何が必要かを考えたいね。
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この自動車業界の合併、再編問題のとき(400万台クラブという神話のような言葉がありました。ようするに・・年400万台に達しないメーカーは淘汰されるよという誰かがおこした世論ですね)に吉野さんのお話を直接きく機会があって、自動車業界のグローバル化が叫ばれる世論の中で、単独でやっていくことを選択することは大変であったとおっしゃっていたのは本心から出た言葉であったと感じたことがあります。
このことはプラスであったし、そのことに自分自身感謝の思いがあります。その証拠に吉野さんが社長であった時代をまたいでホンダ時代一番いい仕事ができたことが思い出されます。ほんとチャレンジの連続であったけど、なぜか安心感がありました。そして大変だったけどそこには報われるものがありました。

この時代、本田宗一郎さんの哲学はすべてではないものの、部分部分で引き継がれた何かがあったというのが実感のとこです。。



オフロードバイクの変わり種

2013-07-03 19:42:11 | オートバイ好きです!
今日はありそうでないものについて。
ブラジルにはABS(アンチロックブレーキ)つきの300ccのオフロードバイクがあります。

2011-2012 Honda XRE 300 static & action video by Otobai Motos (Brasil)


かっこうもまあまあいけています!
担当は私でなかったけど、ばりばりオフロードでブレーキのセッティングをしてましたので、これは力作です。ブレーキターンはできませんが、安全に走るにはもってこいなのです。

今週はツーリングではなく…

2013-07-02 20:57:46 | オートバイ好きです!
ツーリングといってこのブログをやっていますが、今週は本田宗一郎さんらしく?レース気分でいるのです。

はい、今週末は5年ぶりのエンデューロレース(オフロードバイクの耐久レース)に出るのです。
その理由は追ってどこかで(笑)

ということで、今日はいつものツーリングバイクXR230にごっついタイヤをはかせました。



タイヤをワクワクしながら交換していて、あらためてオートバイが好きだなあって思う瞬間です。