ウルトラ監督日記

”映画監督”梶研吾の撮影現場秘密日記

10年は長くない

2007-02-22 12:54:13 | 映画
10年がかりで取り組んできた映画企画が、勇気あるプロデューサーに巡り会えたことで、ようやく本格的に脚本作業にGOとなりました。
10年というと、確かに長いなあ、とは思いますが、アメリカ映画のことを考えると、そんな作品はザラなので、そんなもんだろうなあ、とも思っています。
いずれにせよ、これと思った企画については、たとえ、死ぬまで実現しなかったとしても、絶対にあきらめない主義であります。(あきらめたほうが、よっぽど自分的には死んでも死にきれませんので)
とまれ、脚本家の方も、ワタクシと一緒に10年頑張ってくれたので、全幅の信頼を置いてお任せです!


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憤らずとも

2007-02-17 00:44:09 | 『なにわん』
プロデューサー諸氏の返答を待ちつつ、その間に、自主映画の脚本の第3稿目にとりかかりました。
ここまでくると、それなりに問題点は見えているので、そこにどんなアイディアを投入して、よりよく直していくかがキモになります。
この作業、20年にわたる漫画原作の仕事の経験から、まったく苦になりません。
そういえば……。
漫画原作をやりながら、映画やテレビの脚本を書いたり、監督をしたりすると、日本では「漫画原作者のクセしやがって!」と、たまに憤る方がいらっしゃいますが、アメリカとかでは、別に珍しくもなんともありません。
アメリカンコミックの原作者であるフランク・ミラーは、『ロボコップ』シリーズの脚本を担当し、『シンシティ』では原作と監督も務めています。
同じくコミック原作者のジェフ・ローブも、映画『コマンドー』やテレビ『スモールビル』(邦題・『ヤングスーパーマン』)などで、プロデュースと脚本を兼任しています。
そういう意味では、より新しい才能が、日本でも今以上に、漫画と映像双方のメディアで、もっともっと活躍してもらいたいものです。





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大阪のライオネル・ルーサー

2007-02-14 15:32:30 | 『なにわん』
自主映画の脚本の第2稿にとりかかっています。
当然のことながら、現時点では脚本料も監督料も約束されているわけではないので、自分でやるしかないわけです。
その代わり、作品に関わるすべての権利とリスクがワタクシにあり、損をするのも自分なら、得もすべてが自分のものになるわけで、これほど明快な仕組みはありません。
(ワタクシが大金持ちなら、毎回この仕組みで作るのですが。ワハハハ)
しかしながら、それなりに“締め切り”を決めて作業を進めていかないと、いつまで経っても始まらない、ということになってしまいます。
それで、自分自身が怠けないように、今回の自主映画2本は、ある関西の大物(仲間うちでは、“大阪のライオネル・ルーサー”と呼んでいます。わかる人にはよくわかる、この譬え)にお目付け役になってもらっています。
つまりは、そのお目付け役に、「ここまでやっています、進んでいます」と報告する体制にして、自身を律しているわけです。
もし、ちゃんと進めなかった場合は、その人との信用を失うわけで、これは男としては、絶対にやってはいけないことなのです。
なので、いきおい懸命にならざるを得ないのです。







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帰って来たドラゴン

2007-02-11 17:23:10 | エトセトラ
本日は、香港から帰国したアクション監督のSさんを囲んでの飲み会でした。
Sさんとは、初対面からは長い付き合いですが、海外で活躍されていることが多く、なかなかタイミングが合わず、久々の再会となりました。
香港では、かのドニー・イェンの下で、さらにスキルアップされていて、今後一緒に仕事をするのが、メチャクチャ楽しみなお一人です。
何よりも、発想と対応と姿勢が柔軟で、「これはできない」「あれはやれない」ということがまずなく、「とにかく、やってみよう」というアグレッシブな志向性を、ワタクシはひじょうに高く買っています。
同時に、まだまだタテ型社会から抜け切れない日本ではなく、一つの目的達成(=いい作品を作ること)のためのプロフェッショナルが揃っている海外現場での長い経験は、近々必ず大きく実を結ぶと信じています。
頑張りましょう、Sさん!



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悪いことはできまへん

2007-02-09 23:56:01 | エトセトラ
本日は、またまた、ある映画の企画で、某プロデューサー氏にお会いしました。
実は、今まで飲みの席でしかお会いする機会がなかったのですが、ちゃんとお話ししてみると、例によって、ひじょうに濃い繋がりがバラバラと(笑)
やはり、業界は狭い!!!
そのプロデューサー氏が所属されている会社の社長さんも、何年も前にお会いしただけにもかかわらず、ちゃんとワタクシのことを覚えていてくださり、感謝感激!!!
逆に言うと、それだから悪いことはできまへん(笑)
ワタクシ的には、映画に対する考え方や方向性がひじょうに共感できる社長さんや会社なので、よき形で企画が実現するといいなァ……と、これまた努力の日々なのであります!

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