Kaizen(啓源会計事務所)

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シンガポール会社設立(法人設立)の手続きと必要書類

2020-07-15 | 会社設立

シンガポール会社の設立手続きと必要書類をご紹介します。

 

シンガポール会社設立手続き

 

Step 1 

予定の会社名(商号)が使用できるかどうかを確認するために、会計企業規制庁(ACRA)において類似商号の調査を行います。シンガポール会社の会社名は英語表記ではなければなりません。既に登録されている商号と同じ商号、及び紛らわしい商号は許可されません。

 

Step 2 

会計企業規制庁(ACRA)に会社名を予約するとともに、会社設立に必要な書類(会社定款及び取締役委任状等を含み)を作成します。

 

Step 3

会計企業規制庁(ACRA)に設立する会社の定款を提出し、且つ設立登記料を支払います。ACRAは書類審査を無事に行いましたら、約1~2営業日後に電子版の設立証明書(Notice of Incorporation)及びBizfile(Business Profile)を発行します。

 

Step 4

会社設立証明書を取得します。

 

Step 5

銀行口座開設に必要な書類を準備して、銀行に出向き口座開設手続きを行います。

 

Step 6

シンガポール政府とのオンライン取引及び申告のために、コープパス(CorpPass)を申請します。

 

シンガポール会社設立の必要書類

 

1 使用予定の英語会社名

 

2 各株主の認証済の身分証明書類(シンガポールの国民又は永住者の場合は身分証、シンガポール非居住者の場合はパスポート)のコピー、及び認証済の直近3ヶ月以内の住所証明書類(公共料金の領収書又は銀行取引明細書)。株主が法人の場合、その認証済の設立証明書類(設立証書、定款、Bizfile(ビズファイル)、株主名簿及び取締役名簿等)をご提供ください。

 

3 各取締役の認証済の身分証又はアントレパス(シンガポール国民又は永住者の場合)又はパスポート(シンガポール非居住者の場合)のコピー、及び認証済の直近3ヶ月以内の住所証明書類(公共料金の領収書又は銀行取引明細書)

 

4 シンガポール会社の権益保有者に関する銀行資本信用証明書又は弁護士・公認会計士による推薦状

 

5 会社の登録資本金額及び持株比率(株主が複数いる場合)。特に説明しない限り、会社の払込資本金は1シンガポール・ドルです。シンガポールのエンプロイメントパス(EP)又はアントレパス(EntrePass)を申請する場合、登録資本金を最低50,000シンガポール・ドルとすることをお勧めします。

 

6 設立する会社の主要業務に関する簡単な説明(提供するサービス又は販売する製品、 顧客及びサプライヤーの所在地等)。

 

7 シンガポール会社の業務経営に関する証憑書類、又はクライアント様がその他の業務を経営する関連証憑書類(当該書類は銀行口座開設用)

 

シンガポール会社は会計企業規制庁(ACRA)に登記を完了した後、シンガポールの会社法及び税法の各規定(例えば、決算期の決定及び監査人の選任)に従わなければなりません。また、会社は規制対象に属する業務を行う場合、関係監督部門に免許又は許可を申請することが必要です。 

 

 


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