京浜東北線・大森駅開業110年、同駅沿線で見られた車両達。(1)
今年、2024年12月20日で大森駅は開業110年を迎えます。
大森で生まれ、小学校から会社勤めまで総てこの駅を利用して来た私がその間に利用したり見てきた車両等、1950年代以降について自分で写して来たものを中心に、一部先輩から頂いたものも含めて披露してまいります。
初回は1951年撮影の写真からです。
1.近所に住んでおられた趣味の大先輩からベスト判カメラをお借りして撮影した当時の大森駅東口に停車中の京浜急行バス。

東口駅舎は周辺より少し高くなっており、駅前広場も殆ど無かったのでここに停車中のバスを写したのはこの時だけでした。
当時は未だ一般のカメラが高価で、中学生の私は14㎜×14㎜画面に撮れるミゼットフイルム使用のマイクロカメラで試し撮りした事がありましたが大森駅前のバス停で写したものが残っていましたので部分写しなど不備な点もありますが二枚載せてみました。(上記写真と同年の撮影です。)
2.東口バス乗り場での京浜急行バス「森ケ崎」行です。

大森駅のもう一つの乗降口としては西側の池上通に面した「山王口」があり、こちらには東急バスが走っていました。
3.その降車バス停に停車中の東急バスです。

1950年代当時は京浜東北線ホームの他にもう一面、列車ホームが残っておりました。又、貨物取り扱いの入換作業等が行われていました。
先述した趣味の先輩、山上泰生さんが当時大森駅で撮影した写真三枚で入換作業に使用されていたSLの様子をご覧ください。
4.撮影当時は毎日見られたD51牽引の貨物列車。
D51627号他貨物列車 1952年。

5.入換作業中、一服の6768号蒸気機関車 1955年。
大森駅東口からホームに向かう階段及び跨線橋の下で。

6.入換用機関車の横を80系湘南電車が通って行きます 1960年。

7.この頃自分では大森駅では電車の写真は撮っていませんでしたが木造客車を組み込んだ回想列車が入換側線に停車しており、3軸の台車が珍しかったので、車号を判読出来なかったですがシャッターを押しました。(1953年。)

8.最後は品川駅を発車した東海道線上り列車です。
最後部に1両だけ木造客車が連結されていて、それ目当てに撮ったもので、私が東海道線で写した唯一の木造客車です。(1953年7月撮影。)

次回へ。