会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

倒産・注目企業情報(株)A.L.I.Technologies(東京商工リサーチより)

倒産・注目企業情報(株)A.L.I.Technologies

当サイトでも先日賃料不払いに関する報道などを取り上げたA.L.I.Technologiesという会社が、1月10日に破産開始決定を受けたとのことです。

「負債総額は11億6751万円(2022年12月期決算時点)。」

「開発費用が重くのしかかり、2020年12月期は13億6595万円の赤字を計上。さらに、2021年12月期は16億3192万円、2022年12月期は19億4382万円と赤字額は年々拡大していた。この間、コロナ関連融資など金融機関からの資金調達やベンチャーキャピタル、ファンドなどからの増資で凌いでいた。2023年2月には当社の株主である米国企業の株式上場を通じた資金調達も目指したが、計画通りの調達ができなかったことで資金繰りが一段と悪化。取引先への支払遅延が発生するなどして信用が低下していた。」

空飛ぶバイク開発のスタートアップ「A.L.I.Technologies」が破産(Yahoo)(帝国データバンク配信)

「「XTURISMO Limited Edition」は、映画スターウォーズシリーズにインスパイアを受けて開発。空間の自由移動を提供し、国内外を問わず、災害救助やインフラ点検、エンターテイメントでの活用など幅広い実用の可能性を秘めたエアモビリティで、2022年9月に米国・デトロイトで行われた「国際デトロイトモーターショー(北米国際自動車ショー)」におけるパフォーマンスでも大きな反響を呼んでいた。

当社の親会社であるAERWINS Technologies Inc.(米国)は2023年2月に特別目的買収会社のPONO Capital Corp(米国)とDe-SPAC契約により企業合併し、同月にAERWINS Technologies Inc.が米NASDAQに上場するなどDe-SPACによるNASDAQ上場の日本初の事例として大きな注目を浴びていた。当社自体も国内の著名なエンジェル投資家が役員に名を連ねるなど注目されていた。」

よく考えてみれば、夢はありませんが、人が乗らない普通のドローンの方が実用的なのでしょう。

「空飛ぶバイク」のA.L.I. Technologiesが破産手続き開始 仮面ライダーや新庄監督も乗っていた(Itmedia)

「22年には当時放送していた「仮面ライダーリバイス」とコラボし、仮面ライダーリバイスが乗る「ホバーバイク」のベースに採用された。同年3月には北海道日本ハムファイターズの開幕戦で新庄剛志監督が「XTURISMO Limited Edition」に乗って登場するなど話題になっていた。

23年2月には当時親会社だった米AERWINS Technologiesが、特別目的買収会社(SPAC)の米PONO CapitalとDe-SPAC契約により企業合併し、米NASDAQに上場。いわゆる“SPAC上場”の日本初の事例として注目を集めた。」

「空飛ぶバイク」A.L.I.、破産手続き開始 米国上場も研究開発費が重荷に(Foebes)

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