中国財政省が4大会計事務所が行った中国企業の会計監査について検査を強化しているという記事。
「関係筋によると、財政省は4大会計事務所が行った会計監査を定期的に検査しているが、今年は以前よりはるかに多くの書類を要求しており、会計事務所への問い合わせも急増している。
同省は特に、債務の多い省の中小金融機関、多額の負債を抱える国有企業や不動産開発会社などの監査に関心を示しているという。」
監査事務所に対する検査の強化は、中国だけではないと思われます。ただ、もともとそれほど厳しい検査が行われていなかったとすれば、記事の中でもふれている恒大集団の問題をきっかけに、厳格化の方向に進んでいるのかもしれません。日本でも、オリンパスや東芝の粉飾事件で、監査法人への締め付けが強化されました。