中国政府が、寺院など宗教施設の株式上場を禁止する通達を出したという記事。しかし、すでに上場している宗教施設もあるそうです。
「中国では、09年に武術で有名な少林寺(河南省)の地元政府が、香港企業と共同で寺一帯を管理する観光開発会社を設立、上場させる計画を進めていることが発覚した。批判を受けて計画は立ち消えになったが、その後も同様の計画が相次いでいる。中国4大仏教名山のうち、峨眉山(四川省)を管理する観光開発会社はすでに上場。中国メディアによると、九華山(安徽省)、普陀山(浙江省)、五台山(山西省)の地元政府も上場計画を進めているという。
中国では、宗教施設を中心にした観光地区の管理は地方政府に任されている。地方政府は開発会社を設立、交通機関などを管理して収入源にしている。経済発展で国内観光客が増加しており、観光振興は地域発展の柱のひとつ。上場で調達した資金で観光施設を整備し、さらなる観光振興につなげる狙いがある。」
日本の場合は、宗教法人として税務上の恩典を受け続けた方が得でしょうから、こういう話は出ないでしょう。
中国当局、宗教施設の「金儲け」を厳しく批判(AFP)
「日刊紙・環球時報(Global Times)によると、陝西(Shaanxi)省の法門寺(Famen Temple)が来年、香港株式市場への上場を予定しているほか、浙江(Zhejiang)省にある仏教の聖地、普陀山(Mount Putuo)も3年以内をめどに上場を計画している。」
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