スバルが、無資格検査問題対応費用として100億円を計上するという記事。
「スバルは6日、資格を持たない従業員が新車の完成検査をしていた問題に対応する費用として、2018年3月期に100億円を計上する見通しになったと発表した。」
決算短信などを見ても、この100億円を第2四半期決算で織り込んでいるのかは、よくわかりませんでした。通期の純利益の予想が、下方修正後でも2070億円もあるので、表に出てこないのかもしれません。
それでも、大きな金額には違いないのですが。
決算資料(スバル)
スバル、米中不振で今期業績下方修正 無資格検査で費用100億円(ロイター)
「吉永泰之社長は同日の決算会見で、無資格者による検査問題の対策費用を当初の2倍の100億円とした理由について「リコール対象台数、やり方を変えたわけではない」とし、「100億円すべて使うと決めたわけではないが、『50億円が上限だ』というような現場の動きにならないよう、信頼回復を最優先して必要な手を打つ」と説明した。10月27日の会見では、約25万5000台を対象にリコール(回収・無償修理)を行い、リコール費用を50億円強としていた。」
50億円にしろ、100億円にしろ、かなり雑な数字のようです。監査人は、きちんと見積もるよう、会社に指示すべきでしょう。
こちらは、問題となっている完成検査自体が無意味な制度だという記事。
↓
日産とスバル 法令順守は日本の敵(ITmedia)
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
女性社員に不適切行為、クレハ常務が辞任…賞与は支給せず株式報酬の一部も没収(読売より)
2025年3月決算会社での有価証券報告書最終チェック(新日本監査法人「情報センサー」より)
〈強引すぎる買収〉JALの「エージーピー非公開化」提案は少数株主の保護に逆行懸念(Yahooより)
時価総額「100億未満は上場廃止」で何が起こる?グロース企業が直面する“次の選択”(BUSINESS INSIDERより)
〈独自〉万博海外館で建設費2億円未払いか 突貫工事があだ、天井たわみや冷風機器故障も(産経より)
有価証券報告書の株主総会前開示について~投資家に対する有用で効率的な情報提供に向けて~(日本経済団体連合会)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事