マドフ氏の巨額詐欺事件など最近失態が続いている米SECを取り上げた記事。
巨額詐欺事件についても、あやしい点はあったようです。
Mr. Seligman and other experts said that there had been many signs for investigators, as well as investors, that the Madoff firm had been manipulating returns. The firm posted consistently smooth returns even in periods that were turbulent for the overall market. There was no independent custodian for the securities that the investment management firm was said to be holding. The auditors were Friehling & Horowitz, a tiny storefront operation based in New City, N.Y.
「マドフ氏の会社が運用成績を操作しているという多くの兆候があった。まず、市場全体が激しく動いていた時期においてもコンスタントにスムーズな利回りを上げていた。会社が保有していたとされる有価証券について、独立したカストディアンがいなかった。監査人は、ごく小さなFriehling & Horowitzという事務所だった。」
今から考えればという面はありますが、数兆円の資金を預かっていた会社としては、非常にずさんな管理体制だったようです。こうした会社に資金を預けていた(または預けることを勧めていた)金融機関や投資顧問会社の責任が今後問われることになるのでしょう。
Firm That Trusted a Disgraced Investor
マドフ氏金融詐欺、日本企業にもさらに被害
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