【独自】JALがグループ会社のトップ人事に“強引介入”か、上場廃止を迫る株主提案は「天下りポスト」を失った意趣返し!?(記事の一部のみ)
JALによるエージーピー(東証スタンダード)非公開化スキーム(→当サイトの関連記事)を取り上げた記事。
「持分法適用会社であるエージーピー(AGP)の非公開化を目指し、株式併合を含む株主提案を行った日本航空(JAL)が、昨年退任したJAL出身の前社長の続投や、退任後も何らかの形で処遇するようAGPに要求していたことが分かった。しかしAGPの指名報酬委員会が受け入れず、後任にプロパー社長を指名。異例の株主提案の背景には、AGPのガバナンス強化で社長人事に介入できなくなったJAL側のいら立ちが透けて見える。」
潜在的な利益相反構造を解消するというのが表向きの目的だそうですが...
「しかし利益相反の解消が目的であれば、JALのもう一つの上場関連会社である空港施設も上場廃止にしなければ理屈が合わない。
またJALはAGPの企業価値向上策を問題視するが、昨年まで60年余にわたってAGPの社長として経営責任を担い続けたのは、他でもないJAL自身の歴代OBたちである。」
5月22日には、ガバナンス検証委員会報告書(60ページほどのもの)が、エージーピーから公表されています。
ガバナンス検証委員会報告書の受領について(エージーピー)
「1. 検証結果の概要と開示方針について
報告書では、JAL による提案の経緯および内容、当社との認識の相違点、大株主 3 社による「3 社合意」の構図、ならびに当社のガバナンス体制の特性等について、中立的かつ多角的な視点からの検証が行われております。
本報告書は、すべてのステークホルダーに対して透明性をもって情報を提供する観点から、開示可能な範囲において開示いたします。」