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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

元日経エース記者の著書『バブル』に高杉良氏が抱いた違和感(ダイヤモンドオンラインより)

元日経エース記者の著書『バブル』に高杉良氏が抱いた違和感

『バブル・日本迷走の原点』という本の書評記事。作家の高杉良氏が書いています。

「...何が一番の違和感かといえば、自身が“社会の木鐸”として検証機能を果たすべき大手新聞社、その中でも財界の中枢に最も近い位置にいる日経に所属していながら、その本来果たすべき役割を全く実践することなく、むしろバブルを煽る役割を担ったことに対する懺悔が皆無であることだ。」

「バブル期を象徴する事件として『リクルート事件』を挙げておきながらも、リクルート子会社の未公開株を受け取った政官財のエリートに連座した当時日経社長の森田康について一切触れていない。森田社長の辞任後、日経が本来社長の器にはない鶴田卓彦を社長にいただくはめになり、日本経済と歩調を合わせるかの如く迷走したことを忘れたとは言わせない。

そもそも日経という組織は、スキャンダルを起こした企業の経営者には極めて厳しいが、自らはコーポレートガバナンスから最も遠いところにいる。“株式の持ち合い”を経営チェック機能の空洞化と批判しながら、日経は従業員持ち株会に参加した従業員に一株百円で購入させ、退職時や死亡時には同額で持ち株会が買い戻すという、同族経営の零細企業のようなことを延々と続けている。」

4103505214バブル:日本迷走の原点
永野 健二
新潮社 2016-11-18

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