会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

トーマツの監査人退任2件

トーマツが会計監査人を退任する開示が2件ありました。

まず、東証1部上場のスノーピーク。監査費用がポイントだったようです。

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

「当社の会計監査人であります有限責任監査法人トーマツは、平成31年3月27日開催予定の当社第55回定時株主総会の終結の時をもって任期満了となります。現会計監査人は、当社の上場以前の期間も含めると関与年数が長期にわたること、また、近年は監査費用が増加傾向にあり、今後もグローバルな事業展開に伴う監査費用のさらなる上昇が見込まれることから、監査等委員会は会計監査人を見直すこととし、現会計監査人を含む複数の監査法人について比較検討いたしました。

監査等委員会が太陽有限責任監査法人を会計監査人の候補者とした理由は、現会計監査人の継続監査年数を考慮し、新たな視点で監査が期待できることに加え、同法人の独立性、品質管理体制、専門性の有無、当社がグローバルに展開する事業分野への理解度及び監査報酬等を総合的に勘案した結果、適任と判断したためであります。」

2件目は、リリカラ

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

「当社の現任会計監査人である有限責任監査法人トーマツは、平成31 年3月28日開催予定の第78期定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。

現任会計監査人から人員が不足していることを理由に契約更新を差し控えたい旨の打診を受け、当社としても、現任会計監査人の当社への人員配置の困難さ及び現任会計監査人の監査継続年数が30年以上続いていることなどに鑑みこれを了承いたしました。これを契機として、上記3.の理由により、新たに清陽監査法人を会計監査人として選任するものであります。 」

弱小監査法人ならともかく、人手不足だとはいえ、大手が、継続監査クライアント(しかも30年以上続いている関与先)の人繰りがつかないというのは、考えにくいのですが...。別の隠れた理由があるのでは。
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