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ITbookホールディングス(株)における有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について(金融庁)

ITbookホールディングス(株)における有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について

金融庁は、ITbookホールディングスに対する課徴金納付命令を、2024年3月14日付で決定しました。

課徴金の額は、1億0929万円です。

「被審人及び被審人の連結子会社は、投資有価証券の過大計上及び売上の過大計上等の不適正な会計処理を行った」とされています。

詳しくは、課徴金納付命令勧告時の当サイト記事をご覧ください。

同社は、元代表取締役に対して報酬返還を求めているそうです。

(開示事項の経過)当社元代表取締役に対する報酬返還要請について(2024年3月7日)(PDFファイル)

「2023 年9月 26 日付「再発防止策および関係者の処分等に関するお知らせ」において公表しましたとおり、特別調査委員会からの同年8月 31 日付の調査報告書(以下「本調査報告書」といいます。)による再発防止策の提言を真摯に受け止め、経営者の経営責任を明確にするとともに、今後の再発防止を徹底する観点から、本件不正行為に対する関係者の処分等を実施いたしました。

本調査報告書では、当社の元代表取締役会長兼 CEO である恩田氏の在任期間中を含み、当社グループの内部統制の問題等が発生原因として指摘されているだけでなく、実際に、恩田氏が代表取締役会長を務めていた当時のITbook株式会社および ITbook テクノロジー株式会社においても不適切な会計処理が認定されております。

当社は、恩田氏の経営責任についても無視できるものではなく、株主の皆様からのご理解を得るためにも、恩田氏に対しても、現経営陣と同様の経営責任を果たしていただく必要があると考えて、恩田氏に対し報酬の自主返納を要請いたしました。 」

この時点で、自主返納に応じる旨の回答はなされていないそうです。

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