大阪府の第三セクター「りんくうゲートタワービル」が、関西空港対岸に約650億円をかけて開業したビルが、約45億円で売却されることになったという記事。
不動産は立地がすべてであるということがよくわかります。いくらコストをかけて立派な建物を建てても、収益還元法(DCF法など)で評価すれば二束三文にしかならない場合があるということです。
融資していた銀行が、3セクに対する引当金を計算するときに、この物件の評価を収益還元法以外の方法でやっていたとしたら、立派な粉飾です(そんなことはないはずですが)。
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