会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ジェシカ・アルバ 自身の会社が株主から訴えられる(デイリースポーツより)

ジェシカ・アルバ 自身の会社が株主から訴えられる

米女優の「オネスト・カンパニー」という会社が、株主から訴えられたという記事。開示に不正があったと主張しているようです。

「『シン・シティ/復讐の女神』などで知られるジェシカが立ち上げた自然派のコスメやベビー用品を扱う同会社は、コロナウイルスのパンデミック初期にオムツなどを買いだめする動きがあったことで売り上げが上昇したものの、その後減少傾向にあったことを開示せず誤解を招いたと非難されている。」

5月に上場したばかりの会社だそうです。上場時には直前期の決算が開示されるわけですが、そこでは、パンデミックにより増加した売上が計上されていました。

「訴訟の中で株主達は、同社はパンデミックにより販売が拡大したことを明言し、今後そのレベルが続くとはしていなかったと認めているものの、上場時にはすでに大幅にセールスが減少していたことを隠していたと指摘している。」

株主によれば、前期決算はパンデミックによる売上増であることは、会社も正直に開示していたが、それだけでは不十分であり、すでに、売上減になっていたことも隠さず開示すべきだったということなのでしょう。(正直さが足りなかった?)

10億ドルの価値があるブランドを立ち上げた女優 株式上場で3億円の利益(2021年5月)(デイリースポーツ)

「ザ・ハリウッド・レポーターによると、同社は新規株式公開(IPO)で4億1200万ドル(約450億円)を獲得、現在の価値は14億4000万ドル(約1572億円)となっている。ステークホルダーでもあるアルバは、1億3000万ドル(約142億円)となる5.6%の株式も所有している。

ブルームバーグTVでジェシカはこう話す。「正直夢の中にいるみたいです。これは現実なのって感じです。私たちの誠実なコミュニティに本当に感謝しています。私たちを家に迎え入れてくれてありがとうございます。皆さんの最も大切な人々、小さな人々のことで私たちを信頼してくれてありがとうございます」」

Jessica Alba's Honest Company sued by shareholders

The Sin City star's firm have been accused of misleading people by failing to disclose essential details about sales after they saw business boom during the early months of the coronavirus pandemic, when parents were stocking up on diapers and other products, only to fall in the subsequent quarters.

According to documents obtained by TMZ, the shareholders insisted they bought Honest stock when the company went public in May 2021 because of strong financial reports from the previous year, making it seem as if the company was on the rise.

However, two months later, a report from the firm revealed they had lost US$20 million in the second quarter of 2021, causing stock prices to plummet almost 43$ from the public offering price.
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