勤務先の口座から自分の口座へ354万円送金…再逮捕された47歳の男「競馬や競輪などのギャンブルに使った」会社は3億5000万円の被害相談
ホッカンホールディングス(東証プライム)の連結子会社「昭和製器」の元社員(47歳)が、業務上横領の疑いで再逮捕されたという記事。
「××容疑者は2021年1月、当時、業務で管理していて会社の預金口座から、自分名義の口座に5回に渡って現金354万円を送金し、横領した疑いが持たれています。」
「××容疑者は、今年3月、取引先に振り込む際、自分名義の口座を紛れ込ませ120万円をだまし取った疑いで、4月に逮捕されていました。」
容疑は認めているそうです。また、ギャンブルです。
「取り調べに対し、××容疑者は「弁解することはありません」などと話し、容疑を認め「競馬や競輪などのギャンブルに使った」などと供述しているといことです。」
会社は、3億5000万円の横領被害を警察に相談しているとのことです。
会社からは、4月に開示がなされていました(→当サイトの関連記事)。
5月1日にも、関連する開示がありました。
2024 年3月期 決算発表日の変更に関するお知らせ(2024年5月1日)(PDFファイル)
決算発表を少し遅らせて、5月 15 日にするそうです。
「2024 年 4 月 11 日付「当社連結子会社元社員による不正行為に関するお知らせ」においてお知らせいたしましたとおり、当社は内部調査委員会を設置して本件の全容解明、原因の究明を行っておりますが、現在も本調査が継続しておりますことから、2024 年3月期の決算数値の確定に若干の時間を要することとなったため、決算発表日を当初予定から変更させていただくこととなりました。」
それなりに大きな金額なので、本当に単独犯で、全額個人的な目的で横領されたものなのか、遡及訂正は必要かなど、いろいろと詰めないといけない点があるのでしょう。
なお、直近の四半期報告書によると、監査人は、Mooreみらい監査法人のようです。