全国の国税局が10年度に査察で摘発した脱税事件は216件、脱税総額は約248億円だったという記事。
「業種別では、都市部の地価高騰の影響を受け、不動産業(13件)が2年連続で最多。建設業(11件)や運送業(11件)が続いた。架空の経費を計上する手口が多く見られ、カリブ海のタックスヘイブンに設立した法人を利用するなど海外に関連した事案も依然として多かった。」
国税庁のサイトに概要が出ています。
平成22年度 査察の概要(国税庁)
脱税の手口としては、「架空の経費を計上」(不動産業)、「課税仕入に該当しない人件費を課税仕入となる外注費に科目仮装」、「タックスヘイブンに関係法人を設立し、架空の外注費を計上」などが挙げられています。
隠匿場所については以下のように書いています。
「脱税によって得た不正資金等の隠匿場所は様々でしたが、
○ 本社事務所の残土置場地中約2メートルに埋められたスーツケース内(現金)
○ 居宅の収納庫床下に設置された金庫内(現金)
○ 居宅のウォークインクローゼットに設置されたキャビネット内(現金)
○ 居宅のクローゼットに収納された衣服のポケット内(通帳)
○ トランクルームに保管されたダンボール内の金庫や『空茶箱』と表示のある茶箱内(現金、金地金)
に隠していた事例などがありました。」
一番最後に出ている有罪率100%というのは少し怖いような感じもします。
隠し金庫4億円、つぼに通帳1億円…日本の脱税248億円(産経)
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