金融庁傘下の公認会計士・監査審査会の会長に東芝事件などについて聞いた記事。監査法人向けガバナンスコードという考え方があるそうです。
「東芝の不正会計問題で監査法人の責任も問われる中、金融庁は会計監査の信頼確保のため10月上旬に「会計監査の在り方に関する懇談会」を開く。海外では英国が2010年に監査法人向けコードを導入しており、懇談会で議論が進めば、日本でも導入に向けた機運が高まる可能性がある。
千代田会長は、金融庁や東京証券取引所が昨年以降、機関投資家や上場企業の行動原則を定めた指針を相次ぎ導入していることに触れ「監査法人が同じような指針をしっかり守っていくことが投資家の信頼を得る」と指摘。業界団体と意見交換する中で「そのようなアイデアも出している」と述べた。」
東芝事件については・・・
「東芝については「通常の経営者は会計士に対してリスペクト(敬意)を持って接するが、東芝は残念ながらそうではなかった」と指摘。監査の重要性に対する経営者の意識が高まる中、東芝では経営者と会計士の関係が対等でなかった可能性に言及し、「立ち位置が同次元でなければ監査などできない」と強調、監査人が経営者にどう対峙(たいじ)するかが問われていると訴えた。」
要するに、監査人が会社になめられていたということでしょう。監査契約を蹴飛ばすぐらいの気概を持ってほしいものです。
東芝の監査人に対しては、「厳しく検査する方針を示した」そうです。
コードについては当サイトでもちらっとふれていました。
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