常陽銀行と筑波大が連携して、人工知能(AI)を使った中小企業の「異常な会計」を検知する共同研究を始めるという記事。
大学が開発した分析モデルを中小企業に応用するということのようです。
「大学側のAIを使ったデータ分析能力を生かし、銀行側が持つ財務データを学習、分析し、中小企業の会計の「あやしい箇所」を検知するためのAI開発の研究をする。
融資審査に必要な財務情報分析を高度化する狙いがある。銀行側の財務データをAIに学ばせ、中小企業向けAI分析モデルの開発に乗り出す。これにより、同行は、効率的な融資審査や審査時間短縮の実現を目指す。
同大では、ビジネスサイエンス系の尾崎幸謙教授、中村亮介准教授らが大企業向けのAIを活用した不正検知モデルの開発を手がけている。同モデルに、同行の財務データを学習させることで、中小企業向けの会計上の異常な部分を検知する研究を進める。」
筑波大学との「財務分析における AI による異常点検知」に関する共同研究の実施について(2024年8月30日)(常陽銀行)(PDFファイル)
「銀行が保有する多くの財務データや知見を活用し、既存の上場企業以外も異常点の検知が可能となる AI 分析モデルにチューニングを行います。」