米SECがマドフ氏のヘッジファンドに関する警告を見逃していたことを正式に認めたという記事(ニューヨーク・タイムズ紙のサイトより)。
The commission has learned that credible and specific allegations regarding Mr. Madoff's financial wrongdoing, going back to at least 1999, were repeatedly brought to the attention of S.E.C staff, but were never recommended to the commission for action,�Mr. Cox said in a statement.
「SECのCox委員長は、声明文の中で、マドフ氏の不正に関する信頼でき、かつ、具体的な申立(少なくとも1999年にさかのぼる)が、繰り返し、SECのスタッフになされたにもかかわらず、委員会に対して何らかの措置をとることを求める勧告が行われなかったと述べた。」
このブログ形式の記事には多くのコメントがついています。SECは産業界べったりの無能な組織という批判が多いようです。
ナスダック元会長詐欺事件、SECは「対応に過失」と
ウォール街巨額詐欺、当局見逃していた? 99年に情報(←リンクを追加しました。)
Statement Regarding Madoff Investigation(SECの声明書)
日本でも、大和都市管財の事件では、財務局が検査を放棄していたとして裁判で負けています。
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A Century of Ponzi Schemes
こちらは、17日の日経1面のコラムで取り上げられていたポンジ・スキームの解説。チャールズ・ポンジの事件は1920年ごろの米国の話ですが、19世紀終わりごろにもFranklin Syndicateという事件(これもウオールストリートが舞台)があったそうです。この事件では週10%の利回りを約束してカネを集めていました。
A Scheme With No Off Button
Madoff Scheme Kept Rippling Outward, Across Borders
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