会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

犯罪収益使い別の会社を買収か 電力の小売代理店社長を再逮捕(NHKより)

犯罪収益使い別の会社を買収か 電力の小売代理店社長を再逮捕

犯罪収益を使って新電力の会社を買収した男が再逮捕されたという記事。

「×容疑者は電力の小売事業者の代理店として顧客と契約を交わし、2020年からおととしにかけて、電気料金として合わせて11億円余りを不正に受け取ったとして逮捕・起訴されていました。

その後の調べで、浜松市にあった別の新電力会社の経営を支配するため、この犯罪収益の一部450万円を使って全株式を取得したうえ、代表取締役に配下の社員を就かせていたことがわかり17日、組織犯罪処罰法違反の疑いで再逮捕しました。」

「買収された会社は小売電気事業者として国に登録されていた」そうです。つまり、450万円で登録されている電力会社を買収できる?

最初の逮捕容疑もなかなかすごい。

盗んだ電気で売り上げ13億円か 3人逮捕、「新電力」装い顧客獲得(朝日)

他人名義のクレジットカード情報を使って電力会社と契約し、自分の顧客に送電させたとして、警視庁は18日、いずれも中国籍で33~41歳の男女3人を窃盗などの疑いで逮捕し、発表した。3人は「新電力を安く供給できる」として全国の料理店や個人を顧客として獲得し、実際に自分たちが供給しているように見せかけることで3年間に総額13億9400万円を不正に売り上げていたという。」

「実際の電気使用料はカード名義人が知らない間に負担する形だったという。」

クレジットカードで不正な買い物をしたら、その品物をどこかで転売しないと資金化できないわけですが、電気という運搬の必要のない(既存の電線を使う)無形の資産を売りさばくルートを構築したというのが、あたらしいところなのかもしれません。おまけに、正規の電力会社まで手に入れたら...

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