金融庁の証券取引等監視委員会は、沖電気工業株式会社に係る有価証券報告書等の虚偽記載について検査した結果、法令違反の事実が認められたとして、2013年4月26日付で、課徴金納付命令発出の勧告を行いました。
「プリンタ事業等を営む海外連結子会社において、架空売上による売掛金を過大計上し、売上債権に係る貸倒引当金を過少計上するなどした結果」、「重要な事項につき虚偽の記載がある」有価証券報告書等を提出したとされています。
そのほか、「リベートの未処理による売掛金の過大計上」も事由として挙がっています。
虚偽記載の影響は、例えば、2012年3月期でみてみると「連結純資産額が41,251百万円であるところを67,524百万円と記載」など、かなり大きな金額となっています。
勧告された課徴金の金額は、1,680万円です。
証券取引等監視委員会による課徴金納付命令の勧告について(沖電気)
当サイトの関連記事
最近の「金融庁」カテゴリーもっと見る

THE WHY HOW DO COMPANY(株)における有価証券報告書等の虚偽記載審判事件の第1回審判手続期日開催について(金融庁)~ソフトウェアの資産計上が論点か~
(株)アクアラインにおける有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について(金融庁)
(株)イメージワンにおける有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について(金融庁)
「有価証券報告書の定時株主総会前の開示に向けた環境整備に関する連絡協議会」(第2回)議事要旨(2025年3月18日開催)(金融庁)

「米国関税措置を受けた緊急対応パッケージ」について(金融庁)

公認会計士2名に対する行政処分勧告(金融庁)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事
【コロナ禍で最大の飲食店倒産】お好み焼き店「いっきゅうさん」など80店超を経営していた「ダイナミクス」(東京)が、負債100億円超を抱えて破産開始決定受ける(Yahooより)
小泉農相、ニュース番組で発した”経済用語”に…ネットざわつく「いつからコメは固定資産に?」「日本大丈夫か」「ポエマー発揮」(中日スポーツより)
