会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

神奈川県警の不正経理、総額13億円超 図書券購入も

最近の官庁関係や公益法人の不正経理事件をいくつか紹介します。

神奈川県警の不正経理、総額13億円超 図書券購入も

「県警によると、業者への架空発注で代金だけを支払い、金を業者にプールさせる「預け金」が一番多く、約7億2700万円。次いで、業者に代金を先に支払い、次年度に商品を納入させる「翌年度納入」が約2億7960万円など。」

私的流用は確認されていないとはいっても、その取引だけ見れば、買ってもいないのに買ったと記帳し、それに基づいて支払いを行っているわけですから、まさに横領事件です。

千葉県警:不正5億7000万円に 6年間で

千葉県警も同じような状況です。

鳥取県議事務所など捜索 社会福祉法人で15億円使途不明

鳥取市の社会福祉法人で15億円を超える使途不明金が発生し、会計担当の役員が資金を不正に流用していた疑いが強まったという記事。

経営者の会社への不正貸し付けのようです。

「県福祉保健課によると、あすなろ会は、会計担当の70代の専務理事が役員、浜崎県議が社長を務める建築資材販売会社に対し、社会福祉法に違反して資金を貸し付けるなどした。資金流出は平成13年から始まり、計9億2千万円余りが返済されないままになっているという。同社は昨年8月に自己破産申請した。」

山口大不正経理:詐欺容疑で教授を告訴へ

山口大大学院理工学研究科の教授が、物品納入業者と約5年間で計1億3000万円の架空取引を行っていたという記事。

「同大財務部によると、教授は04年9月~09年12月、業者と共謀して研究に必要な消耗品など物品の架空取引を繰り返し、国などから交付された研究費計1億3000万円を不当に支払わせた疑いがあるとしている。教授と業者は伝票や納品書を偽造し、発注した商品とは別の物品を購入していたとみられる。」

モラルにかけていたのか、それとも、単に経理処理がずさんだっただけのでしょうか。

外交機密費、官邸に上納…政府初めて認める

不正経理という範疇の問題ではないかもしれませんが・・・。

英国:不正経理で労働党議員3人ら起訴へ 英検察庁

英国の労働党の議員が政治活動に関係ない多額の出費を経費として議会に請求していたという記事。
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