フジテレビが主催する「ツタンカーメン展」に関係していた会社にコンプライアンス上の問題があったらしいという記事。
「ジャーナリストの山岡俊介氏が、自身のブログ雑誌『アクセス・ジャーナル』でまず取り上げ、次に『週刊ポスト』(10月19日号)が5ページにわたって特集している。その概要は以下のとおりだ。
「ツタンカーメン展」を企画したのは、ベンチャー投資会社を経営していたA氏だった。ヒット間違いなし、と計算したA氏は、「中学の同窓」というつながりでフジテレビのプロデューサーに企画を持ち込み、「開催権を取得できたら」という条件付きで共同開催の内諾を得る。
その「事前費用」を拠出したのがB氏の金融会社。ファンドを組んで6億円近くを集め、2011年1月にはエジプトに赴いて契約を交わした。だが、ツタンカーメン展の開催が決まると両氏が経営する会社名が、パンフレットや公式ホームページに記載されることはなかった。一連の報道によれば、「フジテレビがコンプライアンス上の理由でA,B両氏の名前を消した」という。
資金的に困窮していたA氏が、危うい企業に関係したこともある過去や、B氏がかつて経営していた企業の役員に「振り込め詐欺犯」がいたという事実は、確かに「コンプライアンス上の問題」を追及されても仕方がないかも知れない。」
「大盛況に展覧会が閉幕すれば、来年3月末をメドに、精算の上で出資企業などに配当が出される。その時までに、仮に「コンプライアンス上の問題」がA、B両氏やそれ以外の先に発生したとき、フジテレビは「関係ありません」で済ますことができるのか。」
ここまで言われた以上、フジテレビは、関係する支出の中身を精査せざるを得ないでしょう。
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