豪州物流大手トール買収の際、親会社である日本郵政の取締役会で一度も議論しないまま契約を承認したという記事。会計検査院が報告書の中で指摘したそうです。
「買収は日本郵政社長だった故西室泰三氏が主導した。報告書によると、日本郵政の取締役には買収契約の当日までに書面で同意を求め、全員が同意した。契約内容は経営会議に事後報告された。
その後、トールの業績は低迷。日本郵政は17年3月期決算で4003億円の減損損失を計上し、民営化後初の赤字に転落した。」
議論してもストップがかかったかどうかはわかりませんが、6200億円もの投資を議論しないとすると、取締役会ではいったい何を議論するのでしょう。
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