会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

死闘続く「ゴーン」vs.「日産・検察」連合 スパイ映画さながらの調査も“論破”(デイリー新潮より)

死闘続く「ゴーン」vs.「日産・検察」連合 スパイ映画さながらの調査も“論破”

日産の決算発表については別途とりあげるとして、この記事では、ゴーン氏側の反論にふれています。

まず、日産の調査方法を批判しています。

「「まるで、ゴーンが自分のための別荘を日産に買わせたような印象操作がなされていますが、邸宅については“推定無罪”どころか、そもそも逮捕容疑ですらありません。むしろ、日産の調査方法に問題があります」

 と、前出のルノー関係者が明かす。

「ゴーンが逮捕される半年ほど前に、日産は調査チームを立ち上げました。それを主導したのは、特捜部と司法取引をしたマレー系英国人の専務執行役員です。実は、その専務執行役員はチームが立ち上がって間もなく、ベイルートの邸宅を訪ね、住み込みの管理人から聞き取りをしている。その際、彼は包帯で右腕を吊っていて、“この通り、ケガをしていてメモが取れないから”とすべての会話を録音していたのです」」

「それだけではない。専務執行役員は帰り際、「会社からの貸与だから、今後は(邸宅管理の仕事などに)これを使って」と、管理人にノートパソコンとスマホを渡したという。
 ルノー関係者が話を進める。

「しかし、実はそれが罠だった。それから半年が経ち、ゴーンが逮捕されるほんの1時間半前、日産の社員がいきなり邸宅に踏み込んできました。かねてから特捜部と連携を取っていた日産は、逮捕日時まで耳打ちされていたというわけです。そして、ノートパソコンとスマホを没収し、そこに残されていたデータを押さえたのです」」

ベイルートの邸宅の管理人は地元警察に被害届を出したのだそうです。

「「...ベイルートの管理人も“いきなり家から追い出されて他の場所に監禁され、パソコンやスマホのパスワードを教えるよう強要された”と地元警察に被害届と陳述書を提出しています」(同)」

ベイルートの邸宅の必要性についても主張しているそうです。

これが一番日産にとって痛い指摘だと思いますが...

「さらに、破綻寸前の日産を立て直すために、1999年にルノーからCOOとして送り込まれたときの話を持ち出し、当時の経営陣の贅沢ぶりを検事に訴えた。

「実は、日産本社のオフィスにはピカソなど一流絵画が飾られ、おまけに、都内一等地である品川の御殿山には“社長公邸”がありました。ゴーンはそれらを処分したのですが、“かつての経営陣と比べて、私のやっていることは、それほど異常なのか?”と、検事に畳み掛けた。もともと特捜部は、日産に豪邸を購入させたことが特別背任にあたるとして捜査を続けていたものの、それ以来、その質問をしなくなったそうです」(同)」

ゴーン氏によって日産がダメになったというよりは、ゴーン氏が日産の色に染まったともいえるのでは。

カルロス・ゴーン「初公判はいつになるやら」と元特捜部検事(FLASH)

あの郷原弁護士がコメントしています。

「--オマーンの知人への35億円や、レバノンの知人への17億円の送金については?

「それが事件になるとは思えません。検察は事件にできないから、リークして書かせて、有罪的なイメージを振りまいているわけです。もともと有罪になるような事件ではないと、私は考えています」

郷原氏によれば、「初公判はいつになるかわからない」。事態は混沌としている。」
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事