監査法人トーマツが2019年5月期決算を発表したという記事。
増収ですが、営業利益は大幅減です。
「監査法人トーマツが5日発表した2019年5月期決算は、営業利益が前の期比75%減の2億5600万円だった。サイバーセキュリティー対策でシステム投資が膨らんだほか、ITエンジニアなど専門人材の採用拡大で人件費が増えた。
売上高に相当する業務収入は4%増の1087億円だった。」
デロイトトーマツグループ全体では、2213億円の業務収入(7%増)だそうです。
グループの中での監査法人の売上割合は半分以下ということで、海外と同じように、非監査業務の比重が高まっているようです。
監査法人は、利益を上げて配当金で出資者に還元するのではなく、出資者には社員の報酬(営業費用として計上)として配分する組織ですから、利益自体は、一般企業におけるほど重視されてないかもしれません。それでも、1千億円の売上で、2億円台の営業利益というのは、ぎりぎりすぎます。
また、クライアントは3月決算会社が多いでしょうから、監査法人の決算期としては、6月がいいのでしょうが、海外のデロイトと合わせているのでしょうか。
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