会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

レオパレス21、新たに1300棟で不備 建築基準法違反(日経より)

レオパレス21、新たに1300棟で不備 建築基準法違反

レオパレス21が、建築基準法違反などの疑いがあるアパートが最大で1300棟見つかったことを発表したという記事。

遮音性の基準を満たさなかったり、防火性を満たさない物件があったそうです。

決算への影響も...

「新たな問題の発覚を受け、レオパレス21は19年3月期の連結最終損益が380億~400億円の赤字になりそうだと発表した。50億~70億円の赤字を見込んでいた従来予想から赤字幅が拡大する。補修工事などの損失引当金を積み増す。」

「18年10~12月期に損失引当金として特別損失を360億円計上する。アパートの不備にかかる特別損失は累計で430億円まで拡大した。」

「1996~2001年に手がけた物件」ということで、古めの物件ではあるようです。

特別損失の計上による業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ(レオパレス21)(PDFファイル)

全棟調査進捗状況のご報告及び調査の過程で新たに確認された不備について(レオパレス21)(PDFファイル)

レオパレス、法令違反で「累損430億円」の泥沼
新たな違反発覚、問われるのは自浄作用
(東洋経済)

「レオパレスは屋根裏の界壁問題が発覚した昨年4月、「業績への影響は軽微」としていたが、第1四半期(2018年4~6月期)で約50億円、第2四半期(同7~9月期)で約71億円、そして今回の3つの建築基準法違反が発覚した第3四半期(同10~12月期)では関連損失が累計で430億円と巨額に達している。」

レオパレスに不満 オーナー会が10年前から施工不良を指摘(Yahoo)

「石塚さんによると同社物件は「最近になって騒がれだしたけど、実は10年近く前から、オーナー会に施工不良の報告が上がっていた」という。中にはオーナーの調査後に、同社が改めて調査して「合格」とした事例もあるという。「約束を守ってくれない会社だ」と石塚さん。同社は最終的には、新たに問題が見つかった1324棟の計1万4443人に転居を促すとしている。大混乱は必至だ。」

建築確認の死角 レオパレス物件不良(毎日)

「国土交通省は、問題の物件がある都府県などに対し、同法の違反状況の確認と、同社による今後の改修が仕様に合ったものになるかの確認をするよう要請した。同省担当者は「規格外の材料を使っており、耐火性能があるとは言えない状態だ」と問題物件の危険性を指摘する。」
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