弁護団、徹底的な内部調査は「欠陥」と指摘(ロイター配信)
ゴーン氏の弁護団が、日産がゴーン被告について行ったとする「徹底的な内部調査」を批判する声明を出したという記事。
「弁護団は声明で「複数の事実が調査の目的は真実を突き止めることではなかったことを証明している。調査は、日産の独立性を脅かす同社と仏ルノー<RENA.PA>とのさらなる統合をゴーン氏が進めるのを阻止するという具体的かつ所定の目的で行われた」と主張した。」
手続面の不備や調査の独立性欠如を問題にしているようです。
「弁護団は声明で、日産の調査は「欠陥と偏りがあった」とし、元会長から事情を聴いたり、調査で集めた元会長に不利な情報を共有することが「一度も」なかったと指摘。
また、元会長の不正を内部告発した日産のハリ・ナダ専務執行役員は「自らの行為が調査の対象だった」にもかかわらず、日産がゴーン被告の調査を任せたと非難。日産の調査を補助した法律事務所レイサム&ワトキンスに関しても、かねてから同社の外部弁護士事務所だったため、独立性に欠いていたと批判した。」
疑われている本人の言い分をまったく聞いていないというのは、フェアな手続だとはいえないでしょう。
また、こういう独立性の欠如した調査だから、その調査結果を外部に詳細に公表することができないのでしょう。
ゴーン被告側、日産調査は「欠陥」 会見前に声明(日経)
「日産自動車の専務執行役員で、ゴーン氏の不正を告発したハリ・ナダ氏を名指しして「罪を犯したことを認めた人を雇い続けている優良企業はない」と指摘した。西川広人前社長についても、元代表取締役のグレッグ・ケリー被告の「発言をなぞっただけで、(日産の内部調査では)西川氏の悪事を発見できなかった」とした。
日産の調査を担った会社の独立性も疑問視したほか、日産が一度も元会長本人に対する「インタビューを実施しようとしなかった」と問題点を列挙。声明は「日産の調査は公平で厳格な調査とは言えない」と締めくくった。」
日産はどのように反論するのでしょう。
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